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蒼と紅の雷霆
爪編:トークルームU
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立場や考え方の違いで敵対している…まるでソウさん達のようだと…」

「………」

確かに似ていると思う。

互いに想っている2人が立場とかの違いで…。

もしかしたら2人もこの小説の2人のようにそうなるんじゃないかと思うと…怖い。

お兄さんとテーラちゃんが戦うなんて…耐えられない…。

「死なせないよ…兄さんも、テーラも…絶対…」

「「GV…」」

(シアンとの心の繋がりを感じた)

(パンテーラは不思議な感覚を感じた)


《シャンプー》


「あら、GV。いい匂いですね」

そう言って、オウカが顔を近づけてくる。

そういえば、シャンプーを買い換えたばっかりだっけ、お風呂上がりだから、シャンプーの匂いが残っているのだろう。

「同じシャンプーなんだからオウカも同じ匂いがするんじゃない?それに兄さんも同じシャンプー使っているし」

「自分の匂いは分からなくて…同じですか?」

オウカが髪を掻き上げて、更に顔を近づけてきた。

「近ーい!2人共近ーい!離れて!」

「シ、シアン…」

「後、GVはオウカさんと同じシャンプー使うの禁止ー!」

「どうして…」

「どうしてもなの!もう…」

「騒がしい奴だ。シャンプーくらいで何を騒いでいるんだ。別々に使うより一緒に使った方がいいだろう?」

『女の子は複雑なのよ。それはテーラも同じ…じゃないにしても近いリアクションはすると思うわよ。ソウと他の女の子がそういうことになったら』

「………理解出来ん。以前の生活では全員同じシャンプーを使っても問題なかったろう?」

『あの時とは状況が違うわよ。もう少し乙女心を学習したら?』

(シアンは焦りを感じた)

(パンテーラは不思議な感覚を覚えた)


《ストレッチ》


風呂上がりのオウカが、マットの上に座っている…ストレッチだろうか?

「良ければ手伝おうか?」

「GV、それってちょっとセクハラじゃ…」

「ありがとうございます。ではお願いします」

「ええっ!?」

「後ろから背中を押してもらえますか?」

「了解。痛かったら言って」

背中を押すと、彼女の上半身は抵抗なく、床にぴったりとつくように倒れた。

「ほう?」

意外だったのか、兄さんもどこか感心したような表情だった。

「凄い。柔らかいんだね」

「子供の頃、バレエを習っていたんです」

「バレエとは何だ?」

『ダンスの一種よソウ。アタシも詳しくは知らないけど』

(シアンは焦りを感じた)


《雷霆兄弟の髪》


髪の手入れをしているとオウカが話し掛けてきた。

「GV、あなたとソウさんの髪ってとても綺
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