暁 〜小説投稿サイト〜
蒼と紅の雷霆
蒼紅:第二十六話 天塔
[5/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
!!」

雷撃刃とチャージセイバーなら髪を両断出来るが、通常攻撃で数回、チャージセイバーなら一撃だが、ニケーの攻めに対してチャージが追い付かない。

「星ハ告げています…アナタハ危うい存在…とても、とても危険」

「…俺は、皇神最悪の失敗作だ。紅き雷霆と言う突然変異の能力を持つ俺自身の危険性など俺自身が一番良く知っている」

「そうでハありません。アナタハ今、いくつもの別れ道の前にいまス。このままアナタが自分の気持ちから目を背けていてハ、アナタの大切な人を全て失うことになるでシょう…」

「俺自身の気持ちだと?馬鹿な、俺は自分の意思で此処にいる…戦っている」

「本当にそうでシょうか?アナタハ今、心のどこかで同志、パンテーラの手を取れなかったことを後悔していまス。今のアナタハ…家族、そして無能力者の少女への恩義…様々な物に縛られ、心の自由を失っている…」

「…………俺はあいつらを見捨てられない」

「……ならばワタシがアナタを止め、救って見せまシょう。あなたを愛する同志、パンテーラのためにも…アナタのためにも…星の導きで!」

ニケーの変幻自在の髪は衛星の壁すら容易く斬り裂き、宝剣による強化はソウの予想を遥かに上回る。

「貫いて!!」

髪がドリルのような形状となり、ソウに迫る。

誘導能力があるのか、マッハダッシュでかわそうとするソウに追尾していく。

ギリギリまで引き付けて再度マッハダッシュで回避する。

「喰らえっ!!」

雷撃鱗ダッシュでニケーに突撃し、体当たりを入れて仰け反らせるとチャージセイバーからの雷撃刃での通常斬りを連続で振るってダメージを与える。

「っ…絡め取ります…!」

ダメージを受けながらもバックジャンプからの急降下、再度のバックジャンプからの急降下、床から飛び出す髪のドリルに対してソウは上方向へのマッハダッシュとホバリングでドリルをやり過ごす。

「そうやって回避シまスか…ならばこれでス」

「!?」

ニケーが肥大化させた髪を纏い、回転することで巨大な竜巻と化す。

ホバリング中のソウはそのまま引き寄せられてしまい、カゲロウを使わされる。

「ぐあっ!?」

過度のカゲロウの発動によってオーバーヒートを起こしてしまい、ダメージを受ける。

「終焉の時間…果てなく伸びる金色の髪!艶やかなる乙女の命!天をも貫く塔となれ!!エンタングルブロンド!!」

ソウがオーバーヒートから回復する前にニケーは謡精の力を解放し、SPスキルを発動。

ソウを髪で絡め取り、大量の髪の鞭がソウに叩き付けられる。

「ぐあああ…!?」

雷撃刃で斬り裂こうにもすぐに元通りに修復してしまうので攻撃を受け続け、最終的に倒れ伏す。

「これで
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ