蒼紅:第二十六話 天塔
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ンの兵士を全滅させるとソウは軌道エレベーターに乗り込んだ。
「…………」
エレベーター内部で休憩を取りつつ支援物資の携帯食と薬品を口にしてソウはアシモフが事切れた場所を見つめていた。
「本当に面倒なことばかりしてくれたな…馬鹿が…まあ、今更言っても仕方ないんだが…」
衛星拠点に到達すると、エレベーターから出て奥に進もうとするが…。
「…誰だ?」
「お待ちシていまシた来訪者…ここハ星の光がよく届きます」
「星の光…だと…?それに…待っていた…とは?」
「アナタが来るのハ星の語りかけにより分かっていまシた。そシて、星の光ハこうも告げていまス。来訪者ハ、私達の同志、パンテーラの未来を阻む存在であり、彼女が愛スる存在だと…」
ニケーは宝剣を取り出して変身現象を起こすと、紅い雷が迸り、戦闘形態に移行した。
「私の使命ハ、パンテーラを守るコト。私、ニケーと申シます。アナタのお相手、いたシます」
ソウとニケーの戦闘が始まった。
髪の毛を変幻自在に操り、硬度や形状すらコントロールし、ソウのチャージショットすら防いでしまう。
「星ハ告げています…アナタハ危うい存在…とても、とても危険」
「…俺は、皇神最悪の失敗作だ。紅き雷霆と言う突然変異の能力を持つ俺自身の危険性など俺自身が一番良く知っている」
「そうでハありません。アナタハ今、いくつもの別れ道の前にいまス。このままアナタが自分の気持ちから目を背けていてハ、アナタの大切な人を全て失うことになるでシょう…」
「俺自身の気持ちだと?馬鹿な、俺は自分の意思で此処にいる…戦っている」
「本当にそうでシょうか?アナタハ今、心のどこかで同志、パンテーラの手を取れなかったことを後悔していまス。今のアナタハ…家族、そして無能力者の少女への恩義…様々な物に縛られ、心の自由を失っている…」
「…………俺はあいつらを見捨てられない」
「……ならばワタシがアナタを止め、救って見せまシょう。あなたを愛する同志、パンテーラのためにも…アナタのためにも…星の導きで!」
ニケーの変幻自在の髪は衛星の壁すら容易く斬り裂き、宝剣による強化はソウの予想を遥かに上回る。
「貫いて!!」
髪がドリルのような形状となり、ソウに迫る。
誘導能力があるのか、マッハダッシュでかわそうとするソウに追尾していく。
ギリギリまで引き付けて再度マッハダッシュで回避する。
「喰らえっ!!」
再びマッハダッシュでニケーに突撃し、体当たりを入れて仰け反らせるとチャージセイバーからの雷撃刃での通常斬りを連続で振るってダメージを与える。
「っ…絡め取ります…!」
ダメージを受けながらもバックジャンプからの急降下、再度のバックジ
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