蒼紅:第二十六話 天塔
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うだから気をつけて、タイミングを見てマッハダッシュで接近してチャージ攻撃で倒すのがベターかもしれない。』
「なるほどな、捕縛弾を受けないように気を付けるとしよう。」
捕縛弾を受けないようにマッハダッシュとホバリングで攻撃をかわしながらチャージセイバーで両断しながら進む。
途中のエデンの兵士やエデンに奪われた皇神製のロボットを蹴散らし、追い風を時には移動に利用しながらだ。
『そう言えば、ソウは此処に来たことがあるんだよね?』
「ああ、歌姫プロジェクトを潰す時に…GVと……テーラの3人でな」
『正直、今でも信じられないんだよね…あのエデンのリーダーがシアン達を助けるなんて…まあ、それはともかく…宇宙ってどうだった?僕少し興味あるんだよね』
「……紫電との戦いに集中していた上に敵陣の真っ只中だったからな…そんなことを気にしている余裕など俺達にはなかった」
『そっか、少し残念』
「ただ…1つだけ感じたことがある…宇宙全体からすれば地球はとてもちっぽけな物だということだ…いずれ地球も住めるような環境ではなくなり、人類が宇宙に出る日もあまり遠くないのかもしれないな」
『宇宙開拓かー…とてもロマンを感じるけど…それはそれで寂しいな』
人類が生まれ育った地球から離れると言うのは想像であっても何となく寂しいと感じるシャオであった。
鉄骨が崩れて斜めとなっている場所を駆け抜けると、建物内部に侵入出来そうな穴を発見する。
「よし、軌道エレベーターの搭乗口は間近のようだな……このまま軌道エレベーターに…とはいかないか…」
内部に侵入するとエデンの兵士と機械群が迫ってくるが…。
「同士達よ!聞けっ!同志パンテーラの信頼を裏切った悪党である奴を討ち取った者には!女神の御髪1年分…否っ!2年分が贈られるらしいぞ!」
「御髪2年分だって!?2年分もあれば、俺の夢を叶えてもお釣りが来る…!うおおおお!!」
御髪…髪の毛2年分を貰えると知ったエデンの兵士達の咆哮が響き渡る。
『み、御髪…2年分…?御髪って…髪の毛のことだよね…?』
『か、髪の毛であそこまで奮起するとかどうなってるの…ここの兵士達…?』
『倒錯しているのか…!?』
シアンとモルフォ、シャオが唖然とする中、ソウは平常運転であった。
「なるほど、髪の毛を手に入れることでも喜びを見いだすとは…余程、ここの指揮官は部下に慕われているらしいな…相当なカリスマを持つらしい」
『『『え?そっち?』』』
エデンの兵士達の倒錯を気にせずにそのようなことを考える余裕があるソウは別の意味でも強者だった。
単に天然なだけかもしれないが。
取り敢えず敵の攻撃をかわしながらショットと雷撃刃で迎撃し、エデ
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