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蒼と紅の雷霆
蒼紅:第二十六話 天塔
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『うん、G7はエデンに所属する能力者の中でも最強なんだ。1人1人の実力は相当なレベルだよ。おまけにソウの紅き雷霆とモルフォの謡精の力を使ったエデン製の宝剣…どれだけ強くなっているのか見当もつかない』

「…アメノサカホコでテーラを庇った時、テーラに渡した制服に付着した俺の血で…か…全く、どこまでも面倒な事態を引き起こす原因になってくれたなあいつは…」

脳裏を過ぎる嘗ての育ての親の姿に思わず悪態を吐くソウである。

『あいつって?』

「…何でもない、気にするな…それにしてもまさか此処にまた来ることになるとは思わなかった……出来れば此処には二度と来たくはなかったが」

『『…………』』

『どうしたの?シアン、モルフォ?』

『『別に…何でもない…とにかく、頑張ってお兄さん(ソウ)!!』』

シアンとモルフォの歌が響き、ソウは空中ジャンプと空中ダッシュも使い、脆い足場を跳び移りながら進んでいく。

そして一際太い髪の毛のある場所まで到達する。

『多分、エデンの奴らが軌道エレベーターを襲ったのは衛星拠点にある電子の謡精関連の情報だと思うよ。噂程度でしか知らないけど、あそこには電子の謡精関連や皇神の極秘プロジェクトのこともあるらしいから』

「つまり“プロジェクト・ガンヴォルト”と“プロジェクト・ソウ”関連の情報もあるということか…衛星拠点のメインサーバは完全に破壊すべきだな。」

連続での上に向かっての空中ダッシュで上を目指すとゲートモノリスを発見する。

『その先に、軌道エレベーターに続く連絡通路があるはずだ。ゲートモノリスを破壊して先に進んで』

ゲートモノリスを破壊して先に進むと、エデン兵士から銃撃を受けることになる。

「貴様!女神の御髪を渡ってきたのか!?同志パンテーラの寵愛を拒んだ挙げ句、我らが為、その御髪を架け橋として下さった女神の挺身を踏みにじる…その悪行、死を以って償え!」

「……テーラよりもその女神とやらに力が入っているのは気のせいか?」

カゲロウで攻撃を透かし、チャージショットで一網打尽にすると、ソウは空中ダッシュで一気に進む。

『奥の天井が破壊されて、外に出られるようになっているから外壁から登っていくしかないよ』

「了解」

キッククライミングで登っていくと、外に出るのと同時に風で体勢を崩しかけた。

「…流石に風が強いな」

『ジャンプすると風に流されるから敵の配置に気を付けてね』

風に気を付けながら先に進むと、見たこともないメカを発見する。

「このメカ…皇神の物じゃないな」

『多分、エデン製の物だよ。どうやらソウやGV対策がされているようだね。メカの弾に触れると捕縛されるだけじゃなくてオーバーヒートしてしまうよ
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