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異能バトルは日常系のなかで 真伝《the origin》
第一部
第一章 裏返る日常
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で済むこともあるという言い方は悪ければ死ぬということ。
考えていなかったわけではないが、これはあまりにもむごい。

しかもおれじゃ勝てない可能性が高い。

隙を作って逃げるか? いや、難しいし相手がひとりとは限らない。

助けを呼ぶか? でも今から呼んでももうその頃には……。

そうか。おれはここでもう……。

それならば。

おれは鉄パイプを固く握りしめた。

「へえ。今初めて知った癖に闘おうってか。ビビって逃げるかと思ったが」

「なおさら、お前を行かす訳にはいかなくなったからな」

みんなのために。

「格好はいいが状況は変わらねーぞ?」

こいつからできる限り情報を引き出す。

おれは悟られないようにある人に電話を掛けた。

「結局、おれに出来ることはそれくらいだしな」

たとえここで死ぬことになっても。





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