第六幕その三
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それでお昼のサンドイッチを皆で食べてです、外を見ますが。
「奇麗よね」
「うん、オズの国の海もね」
「凄く奇麗だね」
「何度見てもいいね」
「海もお空もね」
「そうよね、色々な生きものもいて」
それでと言う恵梨香でした。
「素敵な場所ね」
「そういえばここはね」
ビリーナが言ってきました。
「あと少し行ったら小島が一杯ある場所に着くわよ」
「小島が?」
「そう、そこにね」
ビリーナは恵梨香達にお話しました。
「着くけれど」
「何かあるの?そこにも」
「島と島の間に沢山の生きものがいるの」
「そうなのね」
「珊瑚礁の中にあってね」
「見ているだけで素敵な場所みたいね」
「ええ、とても奇麗な場所よ」
ビリーナは明るい声でお話しました。
「そこもね」
「そうなのね」
「だからね」
「そこに入ったら」
「そう、その時はね」
まさにというのです。
「じっくり観て楽しんでね」
「そうさせてもらうわね」
「私も珊瑚好きだしね」
「そうなの」
「そうよ、宝石は嫌いじゃないし」
その中でもというのです。
「珊瑚は好きな方だしね」
「だからなのね」
「それを観ることもね」
「好きで」
「船が早くそこに着いて欲しいと思ってるわ」
「私もそう聞くとね」
恵梨香も言いました。
「楽しみよ」
「そうでしょ、じゃあ船長さんいいわね」
「あそこにだね」
「早く着く様にしてね」
船の速度を速めてです。
「いいわね」
「それじゃあね」
船長も頷いてでした、そのうえで。
ビリーナの言う通り船の速度を速めました、すると三時前にはもうそこに着きました。そこはどういった場所かといいますと。
小さい小島が沢山あってです、その島と島と相田の海にです。
珊瑚礁が広がっていてそこに宝石みたいに奇麗なお魚やイソギンチャク、烏賊や蛸や蟹達がいます。その風景を透明になった船底から見てです。
恵梨香達はうっとりとして言うのでした。
「赤や黄色の珊瑚達が奇麗ね」
「そうだよね」
「緑の珊瑚もあるよ」
「青や紫の珊瑚もね」
「オズの国の色が全部あるね」
「その五色がね」
「青や紫の珊瑚はね」
どうかと言う恵梨香でした。
「これもオズ国ならではよね」
「そうだよね」
「オズの国でないとね」
「こうした色の珊瑚ないからね」
「余計に素敵ね」
「生きものもね」
お魚や蟹達もというのです。
「奇麗よね」
「宝石が沢山泳いでいるみたいね」
トロットが言ってきました。
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