爪編:トークルーム
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《謡精の歌》
エデンの動向を探りながら簡単なミッションをこなしていくGVとソウさん。
そんなお2人も今日は休むことになってモルフォさんの歌をみんなで聴いていました。
『〜♪』
モルフォさんの歌声は元トップアイドルだけあって凄く綺麗なのです。
宿主であるシアンさんも歌がとてもお上手で、ミッション中にGVとソウさんにお2人の歌が聴こえてくることがあるそうです。
「凄くお上手ですモルフォさん」
『ありがと、オウカ。でも力の大半を奪われた今のアタシじゃこれが限界だわ。』
「それでも、僕達は君達の歌には何時も助けられているよ。」
『GV…』
「君達が僕達を信じて歌ってくれるからこそ、僕達は心折れることなく戦うことが出来る…」
シアンさんは自分がGV達の役に立てていないことに落ち込んでいることを知ってます。
ですが、自分達を信じて、帰りを願う歌はGV達にとって大きな精神的支柱なのでしょう。
私には出来ないことですが、私は私の出来る精一杯のことで、ソウさん達とGVを支えたいです。
(シアンとの心の繋がりを感じた)
《GV達も女子高生!?》
オウカが通学カバンに教科書を詰めていた。
「それ、明日の用意?」
「はい」
オウカは日中、学校に通っている。
始めの頃は、どうやって学費や生活費を工面しているか疑問だったけど、彼女が言うには、親から援助してもらっているらしい。
顔も見たことがないらしいけど…皇神によって能力者として造られた僕と兄さんも同じだ。
「GV達と一緒に学校に通えたら楽しいかもしれませんね。」
以前は僕も偽装した戸籍を使って中学校に通っていたが、それもフェザーの協力があればこそだった
「兄さんは学校に行くつもりはないだろうし、行けたとしてもオウカとは学年が違うし、それに…オウカの通ってる学校、女子校じゃないか」
「GV達ならきっと大丈夫ですよ」
「確かに…いけるかも…?」
『2人が化粧をして着飾れば、そこらの女の子よりずっと綺麗な女の子になれそうね』
「…冗談だよね?」
「お前達、良い度胸してるな…シアンはこれから一週間の菓子の間食抜き、今日の夕飯はシアンの嫌いな辛い料理。モルフォは後で雷撃鱗で仕置きだ。」
「『え?』」
兄さんの言葉に顔を真っ青にするシアンとモルフォ…流石にお世話になってるオウカにはお仕置きはしないらしい。
「口は災いの元になるからオウカも気を付けて」
「ふふ、はい」
夕食にシアンの悲鳴が響いて、モルフォが痺れて倒れている姿がミッションの確認をしに来たシャオによって発見された。
(シアンとモルフォは身の危険を感じた)
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