ターン15 暗黒の百鬼夜行
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「は、はい!」
慌てて携帯を取り出した少女が、清明によって巧みに視線を遮られたまま通報を開始する。どうにか巴を追いかけられないかとも思ったが、そんな考えが通用するほど甘い相手ではない。思考を遮るように近くに待機させていたらしい車のエンジン音が響くと、すぐにそれも遠くに消えていった。徒歩でここまで来た彼女たちに、もはや追跡は不可能だろう。
「死ぬんじゃねえぞ、馬鹿野郎……」
その言葉に、当の本人から答えが返ることはなかった。
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