暁 〜小説投稿サイト〜
蒼と紅の雷霆
蒼紅:第二十三話 侵略者
[7/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
うものだ。そして模造品とは言えこの第七波動の高まり…これが、皇神の技術か。そして…感じるよ。雷霆宝剣の力の一部のオリジナルである君の並外れた第七波動の力をね。その力…この国の能力者は、皆、それほど強いのか?」

円月輪を放ちながらソウに尋ねるテンジアン。

対するソウも雷撃刃で円月輪を弾きながら答えた。

「強い奴もいれば弱い奴もいる。他と変わらない」

「…ソウ、君も能力者だ。パンテーラから君の過去は多少は聞いている…今からでも遅くはない。エデンの同志になるつもりはないかな?」

「…さっきも言ったはずだ…俺は…弟を見捨てることは出来ない。シアンもだ」

「……そうか、残念だよソウ。ならば僕はこの力で君を断ち斬る!!」

「悪いが俺は死ぬわけにはいかない!!」

ソウとテンジアンが高速戦闘を繰り広げ、テンジアンの斬撃を受け止め、弾きながらソウもまた雷撃刃で斬りかかる。

「(流石はオリジナルの紅き雷霆…雷霆宝剣の力を以てしても簡単には倒せないか)」

「(これが紅き雷霆の因子を組み込んだ宝剣の力か…)」

テンジアンは更に速度を上げようとするが、体に亀裂が入る。

「!?」

「しまった…制限時間を超えてしまったか…!!」

「今だ!!」

体が崩壊していくテンジアンにソウはダッシュで距離を詰め、銃を大上段で構えるとチャージを終えた雷撃刃を振り下ろし、チャージセイバーを繰り出した。

振り下ろされたチャージセイバーをテンジアンはギリギリでかわすもかなりの深傷を負い、ダメージによって膝を着く。

そして変身が解除され、雷霆宝剣が砕け散る。

「くっ…雷霆宝剣はまだ強度が足りないか…だが、このミラーピースさえテセオに渡せればすぐに…」

「そうはさせん…ロロっ!チャージは済んでいるな!」

『OK! アキュラ君!僕に任せなさーい!この欠片!貰ったぁー!』

ロロがテンジアンに突っ込んで1枚のミラーピースを奪取する。

「何っ!?」

「収穫(サンプル)は1枚だけか…」

『もう、無茶言うなよ。僕のまん丸ボディは物を取るのには向かないの!』

「いや、上々だ。良くやった」

何も得られないよりもずっと良いと判断したのか、アキュラはロロを褒める。

「アキュラ!それを…モルフォをどうするつもりだ!?」

モルフォの一部であるミラーピースを奪ったアキュラにGVは叫ぶ。

「エデンとか言う連中が何を企んでるかは知らんが…能力者(化け物)共の企てならば、俺が阻む。どうやら連中は、こいつを必要としてるようだからな…戴いていくぞ」

アキュラはミラーピースを回収するとミチルをロロの電子障壁で包んで走り去っていく。

「してやられたよ…残り8枚。こちらも
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ