第三章
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「宜しくお願いします」
「事件を解決しましょう」
「是非」
署長はモンゴメリの返事に頼もしさを感じ自然と笑顔になった、そうしてだった。
二人は警察のこの事件の捜査チームと合流し他の依頼を受けた冒険者達と共に捜査を行うことにした。モンゴメリは小泉とバディを組んで捜査にあたることになったが。
バンクーバーの中の事件が起こった場所を歩き生き返った被害者や目撃者の話を聞き回った。それを一通り行った後で。
モンゴメリは小泉に喫茶店でミルクを飲みつつ話した。
「今のところ全く」
「わかっていないなな」
「残念ながら」
「しかも捜査の間にも」
「三人も殺された、まるで」
モンゴメリはこうも言った。
「こちらの動きをわかってる」
「そうした感じで動いてる」
「そう思ったけど」
「その線あるな」
小泉はブランデーを入れた紅茶を飲んでいる、そのうえでモンゴメリに応えた。
「こうした場合内通者がおるとか」
「定番の一つ」
「それで考えてみるか」
「そうしよか」
「敵は内にあり」
小泉はあらためて言った。
「それなら」
「警察の中も」
「調べていこうか」
「ここは」
二人でこう話してだった、モンゴメリの思ったことからあらためて調べていった、事件自体だけでなく警察署の中も。するとだった。
事件はある警官の非番の日にのみ起こったいた、その警官は若いマミーの警官だったが。
その警官をさらに調べると街のある教会に出入りしていた、二人はその教会に入ると。
いきなり不気味な司祭、カトリックの枢機卿の服であったが色が赤は赤でも血の色しかもよく見れば血染めのそれの司祭に声をかけられた。
「何用でしょうか」
「祈りを捧げに」
モンゴメリは咄嗟にこう司祭に返した。
「来ました」
「我等の神に」
「はい、そうですが」
「入信ではないのですね」
「それはまたいずれ」
今度はこう答えた。
「そう考えています」
「左様ですか、では」
「それではですか」
「祈りを捧げて下さい」
こう言ってそうしてだった。
モンゴメリは小泉と共に教会に祀られている神に祈りを捧げたがそれはエススだった。
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