蒼紅:第二十一話 潜入
[4/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ョンなのだからオウカの心配も納得がいく。
「確かに久しぶりのミッションだけど、僕と兄さんは平気だよ。だから心配しないで、オウカ」
『GV…分かりました。帰ってきたら、お夜食作っておきますから。何がいいですか?』
「…では、きつねうどんを頼めるか?」
『ソウさんはきつねうどんですね、GVは…』
「それじゃあ僕も同じで…」
『はははー…3人共、今は作戦行動中なんだけど…』
緊迫した状況でのミッション中とは思えない会話にシャオが苦笑する。
『ご、ごめんなさい。それじゃあ、GV、ソウさん。今から用意しておきますね…だから…シアンさんと一緒に無事に戻ってきて下さい』
「…言われるまでもない…戻ってきたらシアンに1つ菓子を用意してやってくれ…拐われて最悪の気分だろうからな」
「オウカ…大丈夫、シアンは必ず助けるよ」
戦えないただの無能力者である彼女には帰りを待つことしか出来ない。
しかし自分に出来る精一杯をやろうとする姿勢はGVは素晴らしいと感じるし、ソウもオウカが無能力者であることを入れても好感を抱ける人間であった。
「GV、シャッターを蒼き雷霆で開けてくれ」
奥にある制御盤に避雷針を撃ち込み、雷撃を流し込めばシャッターを開ける。
これは戦闘に特化した紅き雷霆には出来ず、蒼き雷霆にしか出来ないことだ。
「うん…(蒼き雷霆のハッキング…これじゃ疑われても仕方ないか…)」
制御盤に避雷針を撃ち込んで雷撃を流し込むとシャッターが開き、GVとソウは先に進む。
『そう言えば2人共、EPエネルギーの残量は大丈夫?2人が紫電との戦いで使っていた装備は壊れていたから僕が用意した物と修理した間に合わせの装備だけど…』
EPエネルギーはGVとソウの第七波動…雷撃の力のエネルギー源だ。
カゲロウが発動したり、雷撃鱗などの第七波動関連の行動に使うと徐々に減っていく。
「オウカも君もみんな心配性だね。EPエネルギーは何時でもすぐにチャージ出来るって言わなかった?」
「EPエネルギーはこまめにチャージをすれば問題ない。装備に関しても飛天内部の皇神の兵士程度の雑魚相手ならどうにでもなる。」
『そりゃあ君達の実力は知ってるよ。あの紫電を倒せる程なんだから…でも蒼き雷霆と紅き雷霆の共通の弱点は皇神も把握してるはずだよ。確か、オーバーヒートだっけ?オーバーヒート中はカゲロウも発動しなくなり、無防備な状態になるんだから』
「………」
「それはそうだけど…はあ、了解。善処するよ」
『善処って…全く君ときたら…』
シャオがGVの返答に溜め息を吐く。
GVとソウが2枚目のシャッターを抜けると、シャオが飛天で気になるところを呟いた。
『けど、
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ