蒼紅:第二十一話 潜入
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にいる可能性が高い。
「恐らくはね、ついに始まったんだ。連中の…エデンの侵攻が!エデンの目的は分からないけど奴らの企み、見過ごすわけにはいかないよ!」
「分かった。僕達が飛天内部に侵入する…シアン、無事でいてくれ…」
「GV…ソウさん…シアンさん…どうかご無事で…」
オウカが屋敷を飛び出していく2人の背を見送りながら祈り、そして大型自律飛行艇・飛天内部に蒼き雷霆でのハッキングで侵入したGVとソウだが、皇神の兵士に見つかり、銃口を向けられる。
「追い詰めた!取り囲んだぞ子ネズミめ!」
「我ら皇神の大型自律飛空艇・飛天!そのコントロールを奪い去り、飛天を暴走させているのは貴様らだな?」
「違う…と言っても信じてもらえないんだろうね」
「当然だっ!その服…知っているぞ!我ら皇神の怨敵っ!あのテロ組織"フェザー"のメンバーだろう?」
「フェザーか…とっくに辞めたんだけどな。これは、これ以上に便利な服がないから、着ているだけなんだけど…」
「俺達には貴様らの相手をしている暇はない。さっさと消えろ、そうすれば命だけは助けてやろう」
皇神兵からすれば2人は圧倒的不利な状況であるにも関わらずにソウは高圧的に言い放つ。
その言葉に当然、皇神兵達は憤慨する。
「各員、このふざけた侵入者共を撃てぇ!!」
GVとソウに目掛けてショットが放たれるが、2人はカゲロウによって攻撃を透かして無力化する。
「ざ、残像!?攻撃がすり抜け…うわあっ!!」
次の瞬間にソウが距離を詰め、雷撃刃を振るうと瞬く間に前方の皇神兵が一掃された。
「邪魔だ…電子結界・カゲロウ…これがある限り、お前達の攻撃は通じない」
「…珍しく兄さんが見逃してくれたのに…やっぱりこうなるのか…」
先程の発言は挑発と受け取られかねないが、皇神を憎むソウからすれば時間が惜しいこともあったのだろうが、最大級の慈悲だったのだろう。
「カゲロウ…? まさか…雷霆兄弟が持つと言う電子を操る最強の第七波動・“蒼き雷霆”と“紅き雷霆”の能力…まさかお前達は!ガンヴォルトとソウ!?」
「行くぞGV」
恐慌に陥った皇神兵を無視して進むGVとソウ。
『GV、ソウ。聞こえる?平気?』
「シャオ。ああ、問題ないよ」
『ああ、良かった…2人が無事で、いくら無敵の蒼き雷霆と紅き雷霆でも万が一ってことはあるからね』
『あの、GV…ソウさん…』
「その声はオウカ?何故そこに?」
「シャオ…あまりミッションに無関係の奴を入れるな」
『ごめんなさい、GV達のこと、心配で…』
『オウカがどうしても君達の無事を確認したいって言うからさ』
シアンが誘拐され、GVとソウも久しぶりのミッシ
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