第42話
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―私が其方たちに教える事になっている。」
そしてセルゲイが答えかけたその時、セルゲイとルファディエルの背後から声が聞こえた後何と、二人の背後からオーレリア将軍が現れた。
「あ、貴女は”ヴァイスラント決起軍”の…………!?」
「お、”黄金の羅刹”オーレリア将軍閣下…………!?何故将軍閣下自らが私達に機甲兵の操縦の講習をして頂けるのでしょうか…………?」
オーレリア将軍の登場にロイド達と共に驚いてノエルと共に信じられない表情で声を上げたエリィは困惑の表情でオーレリア将軍に訊ねた。
「なに、”エレボニア征伐”が開始されるまで暇なのでな。その暇潰し代わりの”戯れ”のようなものだから、気にするな。」
「き、”気にするな”と言われても…………」
「軍のトップクラスが俺達みたいな小物の為にわざわざ講師役を請け負うとか、どう考えても”何か”あるんじゃないかと怪しむッスよ。」
オーレリア将軍の答えに仲間達と共に冷や汗をかいたロイドは表情を引き攣らせて答え、ランディは疲れた表情で指摘した。
「フフ、”小物”とは随分と謙遜し過ぎなのではないか?何せ其方たちはディーター・クロイスの独裁によるクロスベルを解放した上、あの”碧の大樹”を攻略し、そしてそれまでの経緯で様々な猛者達を退けたのだからな。しかもその猛者の中には”風の剣聖”に加えてかの”槍の聖女”も含まれているらしいな?機会があれば、手合わせをしたいと思っていたのだが…………その絶好の機会が巡ってきた為、其方たちの講師を引き受けたのだ。」
「ええっ!?ちょ、ちょっと待ってください!その話の流れだと…………!」
「あたし達がオーレリア将軍と手合わせする事になっているように聞こえるよね…………?」
オーレリア将軍の話を聞いてある事に気づいたエリナは驚きの声を上げ、シャマーラは疲れた表情で指摘した。
「ま、そういう事だ。お前達との”手合わせ”を条件に、あの”黄金の羅刹”が直々に教えてくれるんだと。」
「ちなみにヴァイスハイト皇帝からこう伝えられているわ。――――――『お前達はその内エレボニアとの戦争で裏で暗躍する結社や黒の工房のような連中とやり合う事になるだろうから、今後の戦いに備える為の”手合わせ”として絶好の相手を用意してやった』…………との事よ。」
「こ、”今後の戦いに備える為の手合わせの相手として絶好の相手”って…………」
「とんでもなく余計なお世話です…………」
「あんのリア充皇帝〜!?俺達に話も通さずなんつー、とんでもない事をしでかしてくれやがったんだ!?」
セルゲイとルファディエルの説明を聞いてそれぞれ冷や汗をかいて表情を引き攣らせた後我に返ったノエルは疲れた表情で溜息を吐き、ティオはジト目でヴァイスを思い浮かべ、ランディは疲れた表情で声を上げた。
「フフ、そういう
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