第42話
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ドの意見に同意した。
「クロスベル帝国政府からの通達によると”現在の世界情勢を考えた上での、緊急配備”だとの事だ。」
「クロスベル帝国政府――――――いえ、メンフィル・クロスベル連合は”巨イナル黄昏”の発動によって、”黄昏”の”呪い”による影響がエレボニア以外の地でも出る事で”幻獣”を始めとした大型の古の魔物やゴーレムの類が発生すると想定しているのよ。――――――現にさっきのブリーフィングでも説明したように、クロスベルも既にその影響を受けているでしょう?」
「それは……………………」
セルゲイとルファディエルの説明を聞いたエリィは複雑そうな表情で答えを濁し
「――――――それとメンフィル帝国の諜報関係者の調査によると”黒キ星杯”が発現した際、ヘイムダル中に幻獣や”魔煌兵”という古のゴーレムが突如現れてヘイムダルを混乱に陥らせたとの事だ。」
「そして”黒キ星杯”に封印されていた”黄昏”による”呪い”が霊脈を伝って大陸全土に影響を及ぼす事で、最悪の場合町中であるにも関わらず幻獣や魔煌兵が突然現れる事をメンフィル・クロスベル連合は想定しているのよ。…………ここまで言えば、機甲兵が貴方達に配備された”本当の理由”はわかるでしょう?」
「”呪い”の影響でクロスベル市内を始めとしたクロスベルの町中で幻獣達が現れた際の対処の為ですね。」
「確かに”幻獣”のような大型の魔獣やゴーレムが相手になると、生身で倒すには相応の時間がかかりますけど、幻獣達と同じ規模の機甲兵を上手く扱う事ができれば、早期の討伐も可能でしょうね。」
「セリカさん達みたいな”達人”クラスだったら生身でも瞬殺できるだろうけど、あたし達はまだまだだもんね〜。…………まあ、ティオやランディさんなら”本気”になれば生身で瞬殺できるかもしれないけど。」
セルゲイとルファディエルの話を聞いたセティとエリナは静かな表情で呟き、シャマーラは苦笑しながら呟いた。
「いやいやいや!?あんな正真正銘の”化物”連中と俺を一緒にすんなっつーの。一緒にするんだったら、ティオすけだけだろ。実際、魔人化したヴァルドの野郎にもそうだが、”鋼の聖女”にも致命傷を与えた事もあったしな。」
「ランディさん…………わたしを何だと思っているんですか…………第一あれは”最後の最後に使う切り札”であって、連発できるものではありません。」
シャマーラの推測に必死に否定したランディに視線を向けられたティオはジト目で反論した。
「ほえ〜…………それじゃあロイド達も、リィン達みたいにこの”キコウヘイ”を操縦して空も飛べるようになったんだよね?だったら、機会があったらキーアも乗せてね♪キーア、空を飛んでみたいもん!」
「アハハ…………残念だけどブースターもつけていない今の状況だと、”機甲兵”は空を飛べないよ?」
「そう
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