第五章
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するな」
「そや、それでや」
梁はさらに言った。
「ここで飲んで食べて」
「それでやな」
「そのうえでな」
まさにというのだ。
「その次の場所に行こうな」
「それはもう決まってるな」
「ああ、そこに行こうな」
梁は今も嬉しさを顔に出していた、だがそれでもだった。
彼はもう目をそこに向けていた、既に心は動きはじめていた。
夫婦鐘 完
2019・9・20
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