第五章
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「あの連中か」
「ほな香港の連中のアジト調べるか」
ラザワウナスリンが言ってきた。
「それで潰すか」
「ああ、今度はそっちやな」
「関係なくとも連中は放っておけんしな」
無差別テロ、それを行うからだ。
「ほなな」
「今度はそっちやな」
「じゃあ僕も調べるね」
ラザワウナスリンの左肩にとまっていたアテナの梟も言ってきた。
「夜は僕の世界だしね」
「自分昼も活動出来るしな」
梟でもとだ、彼の主が言った。
「ほなな」
「うん、実際にこの街に巨人軍がいるかもね」
「調べてね」
「いたらね」
「今回のことと関係あってもな」
「なくてもだね」
「潰すか」
「そうするか」
梁も言った、そうしてだった。
今度は神父は教会に戻ってもらって二人で巨人軍が香港にいるかどうかということから調べてだった。
そのうえでアジトがあることを突き止めてだった。
そのアジトに二人で乗り込み彼等を倒し捕え尋問したうえで今回の墓地のことが彼等が香港にアンデットを使った騒動を起こさせようとしたこともわかった。
こうして今回のことは全て終わった、二人はその後で旅の冒険者として神父から感謝の言葉と教会なのであまりなかったが報酬も受けた。墓地に平和が戻ったので鐘ももう動くことはなかった。全てはよき終わりとなった。
依頼を終えた梁はラザワウナスリンを連れて香港のある飯店に入った、そして。
海鮮麺に海鮮炒飯、海鮮八宝菜に海老蒸し餃子、蟹焼売を注文し酒は紹興酒にした。デザートは杏仁豆腐だった。
そういったものを頼んで飲み食いしているとだった、梁の手にあるものが宿り彼は心の中で語り掛けてくる言葉をそのままラザワウナスリンに話した。
「これは魯班経や」
「書やな」
「そや、大工のことなら何でも教えてくれる」
「そうした書か」
「これはええもんや」
梁は焼売を食べつつ笑って言った。
「武器の二丁斧、移動用の筋斗雲にな」
「今度はやな」
「大工の知識を授けてくれる」
「隙がなくなってきたな」
「ほんまにな、しかもな」
炒飯を美味そうに食べるラザワウナスリンにさらに話した、心の中に今も語り掛けてくる言葉をそのまま。
「自分自身神託を適えて」
「それでやな」
「全体的に一回り強うなったわ」
「そうなったか」
「ああ、そやからな」
それでというのだ。
「今凄い嬉しいや」
「そやろな」
「けどな」
今度は紹興酒を一杯飲んでだった、ラザワウナスリンは話した。
「自分等は星のモンや」
「そやからやな」
「そや、それでや」
その為にというのだ。
「この世界を救うのが目的やから」
「それやったらな」
「この嬉しさに満足せず」
それでというのだ。
「次の場所に行こうな」
「そう
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