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食べたものの行き先
第四章

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 それでだ、ラザワウナスリンはすぐにだった。
 梁と共に島にある巨人軍最大のアジトであるアンタナナリボ近郊のジャングルの中の洞窟に向かった。その場所は軍が調べていて攻撃予定も立てられていたが二人は資産家の身体のことを考えてすぐに向かった。
 そしてアジトに入ってだった。
 すぐにテロリスト達を倒しそうしてだった。
 資産家に呪いをかけて大食い大会の食べものを参加者の胃から少しずつ資産家のそこに入れさせていた呪術師も倒した、そのうえでアジトの巨人軍を一掃した。するとだった。
 資産家の肥満は止まり少しずつだが確実にだった。
 痩せていってだ、二人に感謝の言葉を述べた。
「有り難うございます、これで」
「大丈夫やな」
「はい、ですが」
「今回のことはな」
「手が込んでいましたね」
「人は相手を殺そうと思ったらな」
 それこそとだ、ラワワウナリスンは資産家に話した。
「それこそな」
「あらゆる手段をですか」
「考えてな」
 そのうえでというのだ。
「仕掛けるんや」
「そうするのですね」
「それでな」 
「今回のこともですね」
「あるんや」
「そうですか」
「そしてな」 
 ラザワウナリスンはこうも言った。
「今回はことの次第がわかってな」
「それで、ですね」
「貴方は助かった」
「そういうことですね」
「そや」
 まさにというのだ。
「よかったな」
「本当にそうですね、それでは」
 資産家は自分を助けてくれた二人に心から感謝の言葉を述べかなりの額の報酬も手渡した、この二つは彼からの感謝の表れだった。
 そしてだ、二人はというと。
 ラザワウナリスンは梁を街の居酒屋に案内した、そこでことが終わった祝いをしたのだ。その時に頼んだメニューは。
 牛肉のスープを作ってから水気を飛ばしたヘナリチャ、鶏肉のトマト煮であるアクーソシ、豚肉の串焼きであるモサキーキ、牛の挽肉のそぼろ風炒め煮のプティケーニャ、トマトのサラダであるラサリブアタビア、デザートにフルーツの盛り合わせ酒は灰色のワインであるヴァングリを注文した。
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