蒼紅:第十八話 蒼き雷霆(アームドブルー)
[6/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
何とか立ち直ったアシモフはジャンプで位置を変えると、再び避雷針を撃ってきた。
「バニッシュだ!!」
「(この弾道の軌道は…オロチか!!)」
GVも使用する多人数との戦闘に特化したカートリッジ。
避雷針の軌道を見切って、回避する。
「ターゲット…チェイサー!!」
今度は使用者の意思で弾道の軌道が変わるカートリッジ・ミズチだ。
しかもGVとは違い、技量の差なのか複数のマーカーを展開すると言う凄まじさだ。
アシモフの雷撃はGVの物と違って暴走状態のためか、避雷針1発でGVが避雷針3発撃ち込んだ分の威力だ。
シアンの加護を受けて強化されたGVは空中ダッシュと空中ジャンプが無限に使用出来る。
避雷針の回避に徹していたが、GVの隙を突いて雷撃鱗による突進を仕掛けてきた。
「くっ!!」
GVも雷撃鱗を展開し、アシモフの雷撃鱗を受け止めると、アシモフを再びオーバーヒートに追い込む。
「アンリミテッドヴォルト!!」
シアンの歌の加護の力は凄まじく、どれだけEPエネルギーを使用しても尽きないのでEPエネルギーを気にせずに攻撃出来るのだ。
アンリミテッドヴォルトで強化された雷撃によってアシモフは追い詰められていく。
「まだ…終わらん!!」
雷撃を纏わせた拳を床に叩き込むと、雷撃が床を走る。
GVはそれをジャンプでかわすと即座にアシモフがSPスキルの詠唱を始める。
「迸れ、蒼き雷霆よ…滾る雷火は信念の導、轟く雷音は因果の証、裂く雷電こそは万象の理…ヴォルティックチェーン!!うおおおおおっ!!!」
凄まじい勢いで展開される雷撃の鎖。
圧倒的な攻撃範囲を誇るSPスキルの発動にGVはシアン達の方を見るが、既にテーラが夢幻鏡で安全な場所に移動していた。
GVも空中ジャンプで離脱を図るものの、時間が足りずにヴォルティックチェーンの雷撃によってダメージを受ける。
「ぐはっ!!」
「GV!!」
「シアン!歌を続けて下さい!!まだソウは危険な状態です!!」
GVがダメージを受けたことに思わず歌を中断してしまうシアンだが、まだソウは危険な状態から脱していないので歌を促す。
結果としてそれはGVの強化にも繋がるので、シアンはGVに駆け寄りたい気持ちを抑えて歌を歌う。
「あぐ…っ…ヒーリング…」
「させんぞ」
アシモフの手が回復しようとするGVの首を掴み、壁に叩き付ける。
「がはっ!!」
「アスタラビスタ…GV」
銃をGVに向けるアシモフだが、GVは全ての力を振り絞って第七波動を解放し、アシモフを弾き飛ばす。
「迸れ!蒼き雷霆よ!!掲げし威信が集うは切先!夜天を拓く雷刃極点!齎す栄光、聖剣を超えて!!グ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ