蒼紅:第十七話 天主
[5/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
しかしソウの拳は電子障壁を素通りし、紫電に叩き込まれる。
「ぐっ!?何…!?」
「攻撃が通った…そうか、電子の謡精の力は紅き雷霆と同じ電子の力…雷撃鱗で電子障壁をクラッキングさせれば…!!」
雷撃鱗を展開した状態で雷撃ショットを放っていく。
電子障壁を雷撃鱗でクラッキングされたことにより、攻撃が紫電に通用している。
「今なら僕達の攻撃も通用するはず…行こう!!」
「はい!!」
GVとテーラも攻撃に加わり、紫電への攻撃は熾烈な物となる。
3対1と言う状況は見ようによっては卑怯に見えるかもしれないが、紫電は電子の謡精の力で強化されており、その気になれば更なる強化も出来る可能性もある。
紫電が次の手を打つ前に早く倒してしまいたいのがソウ達の本音である。
「くっ…3人がかりとはいえ、モルフォの加護を受けた僕がここまで追い詰められるとはね…ならば見るといい…!天が意思、皇の神気!仇なす輩を狩り立てん!!サイコフュージョン!!」
紫電がSPスキルを発動し、3人に四方向からの念動力の光弾が放たれる。
何とか回避に徹したことで四方向からの攻撃は回避できたものの、最後の巨大な弾に3人が飲み込まれた。
「お別れだよ…」
「それはどうだろうな?」
紫電の近くに展開されていた鏡からGV達が飛び出し、GVは雷撃鱗を展開してモルフォの電子障壁を無力化すると、渾身のSPスキルを放つ。
「迸れ!蒼き雷霆よ!!天体の如く揺蕩え雷!是に到る総てを打ち払わん!!ライトニングスフィア!!」
雷球が紫電に炸裂し、一気にダメージを与える。
「うわあああ…!!」
「これでとどめだ!!」
「愛の一撃を受けなさい!!」
ソウのチャージセイバーとテーラの光弾が紫電に直撃し、ダメージを受けすぎた紫電は膝を着く。
紫電にモルフォを使役するだけの力を失ったのかモルフォが消えていく。
3人がかりでようやくモルフォの加護を得た紫電を追い詰めることに成功したGV達。
問い詰められた紫電の表情には最早余裕がなくなっている。
「驚いた、強いね…君達は、流石は皇神の最高傑作と最悪の失敗作…そしてパンテーラと同じ能力の持ち主。僕も本気を出さざるを得ないようだ。見るといい…これが僕の真の力だ…!」
3本の宝剣とシアンが浮かび上がり、紫電の元へ引き寄せられていく…。
「うおおおおおおっ!!!」
宝剣の力とシアンの力を解放し、紫電は変身現象を起こした。
「「「……っ!!」」」
今までの能力者とは桁違いの…圧倒的な巨体とプレッシャーに3人は息を飲む…。
まさか、シアンを取り込んだ…?
これが紫電の第七波動の力だと言うのか?
八咫烏と黒豹と言
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ