蒼紅:第十六話 復讐
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トコンビネーション!!」
敬愛する父親を侮辱する言葉に頭が怒りで真っ赤に染まる。
冷静さは消え去り、紫電とGVのことなどお構いなしに思考は目前にいるソウを討滅するために盾…エクスギアの武装を展開する。
「ククク…馬鹿が頭に血を上らせたか?周囲に甘やかされて育ったお坊っちゃまは沸点が低いようだな!!」
嘲笑を浮かべながらアキュラの攻撃にソウは対処していく。
「ブレイジングバリスタ!!」
メラクの亜空孔を再現したものを複数展開し、そこにデイトナの第七波動を再現した爆炎の矢を複数放ってソウを狙うが、カゲロウ込みでかわされてしまう。
「偶然でしょうが、私のレジデントオブエデンに近い攻撃ですね」
アキュラのSPスキルを見たテーラの呟きは爆音で掻き消されてしまう。
「ジェラシックゴルゴン!!」
エリーゼの第七波動の再現である石化の光。
初めて見る攻撃だが、メラクとカレラの疑似第七波動は見たので残りはパンテーラとエリーゼの疑似第七波動と予想していたので、即座に光を見ないように目を閉じる。
正解だったようでソウには何の影響もない。
「チィ!!穿て!アロガントファング!!」
石化光線で動きを封じた後に追撃で放とうとしたイオタの疑似第七波動の武装を放つ。
アキュラが集め、造り上げてきた全てはソウと言う能力者を滅ぼすために使われた。
「奪い取れ!グリードスナッチャー!!」
レーザーとビットで動きを制限した後にカレラの第七波動を再現した弾丸がソウに直撃する。
これは能力者の第七波動の流れを乱し、空気中に拡散することで一時的に能力を無効化する弾丸なのだ。
「よし…!!」
これでソウの第七波動は封じたと、この時のアキュラは思っていた。
「惑え…!世に仇たる天魔を滅する!この手が罪にまみれても!咎ある魂を、神の御許へ!!ラストドップラー!!天魔覆滅!!消えろ!!能力者(化け物)!!!」
ソウとグリードスナッチャーのオリジナルの能力の持ち主であるカレラとの戦闘を見ていないこの時のアキュラは自身の勝利を確信していた。
パンテーラの第七波動を再現した武装を展開しながらソウに突進する。
「ふん」
グリードスナッチャーによって多少の脱力感は一瞬感じたが、短時間で立て直すとジャンプとマッハダッシュでアキュラの背後を取り、振り返ったアキュラの顔面を鷲掴みにして壁に頭を叩き付けた。
「ぐあ…っ!!」
「俺とカレラの戦闘は知らないだろうと思ってわざと受けてみたが正解だったようだな。俺にカレラの能力は完全には効かん。磁界拳の効果よりも俺の第七波動回復の方が速いようだからな」
正確にはグリードスナッチャーは磁界拳と違って第七波動の流れを乱して空
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