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蒼と紅の雷霆
蒼紅:第十六話 復讐
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施設で能力者についての研究をしていた。研究の末、父はある結論に至った。能力者は、いずれ俺達人類を脅かす天敵となる、と…父は皇神の上層部に能力者の危険性について必死に訴えかけたが…皇神の屑共は、能力者を利用して利益を得るために、その訴えを全て握り潰し、父を死に追いやったのだ…。」

疑似第七波動の武装を使い、ソウを狙うが半分近くは見せたことがあるためにかわされてしまう。

「歌姫プロジェクトだと…?能力者の完全支配だと…?…下らん。奴らのような屑が、化け物を律したところで…その先に待つのは、破滅だけだ。だからこそ…能力者(化け物)共は1匹残らず根絶やしにしなければならない…俺達“人間”が生き残るために…」

銃弾と疑似第七波動の武装を展開しながらアキュラは語り終える。

「ほう、そうかそうか…その能力者の大半を無能力者の脅威にしているのは他でもない貴様のような無知な無能力者(屑)共なんだがな?それにしても…殺された父親のためか…ク…ククク…ッ!!」

「……何がおかしい…!?」

突如、嘲笑を浮かべて笑い始めたソウにアキュラは不愉快そうに睨む。

「…これが笑わずにいられると思うか?貴様の父親がどんな塵だったのかは知らないし、興味もない。死因が皇神の屑共かそれともどこかの能力者に殺されたのかは知らないが、貴様の父親がもし能力者に殺されたなら…能力者に殺されて当然の存在だと思うがな」

「…何だと!?」

「テーラ、奴の父親は能力者の実験もしていたのか?」

怒るアキュラを無視してテーラに尋ねるソウ。

「残されているデータには能力者を被献体とした人体実験に関わっていたようです」

淡々と答えるテーラにソウは嘲笑を深く浮かべる。

「そうか、ならば余計に能力者に殺されて当然だな?分からないのか?貴様の父親は俺達能力者を実験材料にし、その成果で功績を挙げていたんだ。俺達能力者を道具のように扱い、金を、名声を手に入れていたんだ。貴様の父親のような能力者を利用する塵は俺達能力者に殺されたとしてもそれは当然で俺達能力者に文句は言えん。そしてそれに対して恨みを持つ資格など無い。理解出来たか?被害者面をし、勝手に逆恨みをしているだけの無能力者(屑)の息子がっ!!」

嘲笑と共にアキュラに父親への侮辱の言葉を叩き付ける。

幼少の頃から皇神の研究員から道具のように手酷く扱われ、勝手に造っておきながら能力が強すぎると言う身勝手な理由で廃棄を決められた過去を持つソウからすれば、それと同類の神園博士と言う人物は嫌悪の対象でしかない。

「ーーーっ!!父を侮辱したことを悔やめ!!魂まで残さず、神に祈る間もなくここで死ね!ソウ!!エクスギア、リミッター解除!仕留めし魍魎の魂!その罪架を以って!更なる罪悪を討ち祓わん!!ギル
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