蒼紅:第十六話 復讐
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なく粉砕すればいい話だ…!!」
「私達は今更、負けるわけにはいきません…!」
「フフフ…いいわぁその目…ゾクゾクしちゃう。それでも、きっと坊や達は、アタシ達…いいえ 、“そいつ”には勝てない…」
「キシャーシャッシャッシャッ!遊ボォ?ミんナでサァッ!!」
「まずは貴様からだ!!」
エリーゼ2に向けてチャージショットが放たれ、エリーゼ2に直撃するものの…。
「シャーッシャッシャッ!!擽っタイなぁッ!!」
「何!?」
「効いてない!?」
「いえ、再生スピードが速すぎてダメージが追い付かないんです!!」
ソウのチャージショットが通用しないことに動揺が走るが、テーラが理由に気付く。
「チッ!ならば、チャージセイバーならどうだ!!」
チャージを終えた銃を構えて突撃し、チャージセイバーでエリーゼ2を斬り裂くものの、すぐにエリーゼ2は再生してしまう。
「なら、以前通りにエリーゼ1とエリーゼ3を狙うしかない!!」
GVがエリーゼ3に避雷針を3発当てて雷撃を流し込み、ソウはエリーゼ1にショットを浴びせていく。
「キシャアッ!!」
「鏡よ!!」
鏡の盾で防ぐものの、攻撃力も他のエリーゼとは段違いなのかクナイ1つで盾が破壊された。
「えいっ」
「邪魔だ!!」
クナイを投擲するエリーゼ1にチャージショットを当て、GVもダメージを稼ぐ為に上下への2WAYショットが可能なテクノスにカートリッジを切り替えて雷撃を流しながらエリーゼ3に避雷針を当てていく。
エリーゼ2の攻撃をテーラが引き付けてくれているためにソウとGVは比較的集中してエリーゼ1とエリーゼ3に攻撃出来た。
「迸れ、紅き雷霆よ!閃くは破滅の雷光!紅雷の刃よ、敵を斬り裂け!ギガヴォルトセイバー!!」
移動の際に重なった2人のエリーゼに必殺の雷刃波を叩き込むソウ。
「ああっ!?」
「ぐっ!!」
ソウがエリーゼ1とエリーゼ3をSPスキルで同時に撃破するが、ダメージを受けないエリーゼ2がSPスキルの詠唱を始めた。
「死死死死死死死!死死死死死死死!死死死死死死死!!離The裂苦死ョN!!」
蘇生の光が発生し、エリーゼ1とエリーゼ3が復活し、しかも即座の復活であるにも関わらずに体力もエリーゼ1とエリーゼ3での蘇生以上に回復している。
「っ!生き返るか…」
「シャッシャッシャ!マダマダ遊ビ足んナァイな〜?」
「エリーゼ1と3以上の蘇生能力とはな」
「エリーゼ2の詠唱を止めようにも攻撃が効かないのでは…!!」
「ふふ…エリーゼ2の力はアタシ達以上…完全な蘇生…言ったでしょ?坊や達はそいつには勝てない、ってね」
「うぅ…すみません…不死身で…
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