蒼紅:第十五話 成層
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れな者に安らぎを!!レジデントオブエデン!!」
テーラのSPスキルにより、家族と仲間達の第七波動が夢幻鏡の幻想によって作り出され、ストラトスに襲い掛かる。
髪が、水晶が、糸が、金属の刃が、水流が、電子の光がストラトスを一斉に襲う。
「あがががががが!!!」
「これで終わりです!!」
とどめの兄の氷の刃がストラトスを両断する。
両断されたストラトスの体は膨張・爆発すると残った宝剣も砕け散る。
「ストラトス…どうか来世では幸せな未来を」
もしストラトスに来世があるのなら今度こそ幸せな人生を歩めるようにテーラは祈る。
一方でソウとカレラの戦いも始まり、カレラの拳をソウは紅き雷霆の身体能力強化によって片手で受け止める。
「ほう!まさか体格で勝る小生の拳を片手で受け止めるとは!!」
「軽いな、この程度で俺を殺ろうとは舐められたものだ(何だ?体から妙に力が抜ける…奴の第七波動を吸引する効果なんだろうが…)」
「小生の拳を容易く受け止めたことにも驚かされたが…これには誠に驚いた…!貴殿…磁界拳によって第七波動を今も尚、吸引されているにも関わらず能力を維持出来ているとは…!!ぬはははは!!まさか貴殿のような小生の能力を上回る強者と出会えようとは!!」
「なるほど…イカれてはいるが、戦闘能力は本物か」
ソウはカレラを弾き飛ばすと、銃を向けてショットを連射して放つ。
「カレラの磁界拳の効果がソウにはあまりない…?」
ソウとカレラの戦いを見ていたテーラが呆然となる。
何せカレラの能力で能力を無力化された能力者は数知れず、それなのにソウは少し脱力感を覚える程度で能力を維持出来ている。
「そう言えば、紅き雷霆はソウの体質によって蒼き雷霆が昇華された第七波動…EPエネルギーの自然回復が早過ぎてカレラの磁界拳でも吸引しきれないのかもしれませんね…」
テーラの予測だが、ほぼこれで正解だろう。
「小生が求めるのはそれなのだ!強敵を打ち砕くからこそ、価値がある!!天よ!小生に与えたまえ!!この悪魔と称された男を捩じ伏せる力を!!」
「ふん!!」
ソウのチャージショットがカレラに炸裂し、避雷針に帯電した雷撃がカレラに追加ダメージを与えていく。
「復活して早々に悪いが、俺達の邪魔をするのなら消えてもらう!!本気で行かせてもらうぞ!!」
避雷針に帯びた雷撃に加えてマッハダッシュの超加速で距離を詰め、雷撃刃での連続斬りでダメージを蓄積させていく。
「望むところで候!!本気の貴殿と戦えぬのでは武人として、何の意義もござらん!!悪魔と称されるほどの実力を小生に見せてみせいっ!!」
「そんなに見たいのならば見せてやろう!!貴様の死を対価にな!!」
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