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蒼と紅の雷霆
蒼紅:第十五話 成層
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正に生き地獄って奴だぁ…俺の空腹、満たしてくれよぉ。なぁ……!?クヒッ…!クヒヒヒヒッ!!!」

「哀れな人ですね…せめてもの慈悲です。その満たされない飢餓感を私達の愛で満たしてあげましょう」

即座にテーラが複数の鏡を展開し始める。

「テーラ!!」

「ストラトスは私に任せて下さい…復活しているのは彼だけではないはずです」

「そうか…デイトナやメラクと同じように…」

「貴様の相手は私だガンヴォルト…!」

GVの前に現れたのはソウが倒したイオタであった。

「お前は兄さんが倒した…」

ストラトス…イオタ…となると、ソウの前にGVが倒したカレラが姿を現した。

「待っていたで候…ガンヴォルトの兄よ。」

「貴様は確かGVが倒したカレラだったな」

「死して尚、小生の渇望は埋まっておらぬっ!小生は…小生を倒した男の兄である貴殿とも拳を交えたかった!感じる…感じるぞ…ガンヴォルトをも上回る並外れた第七波動を…!!実に楽しみだ…」

「GVの報告通りの奴だな…まあいい、来るなら来い。格の違いを教えてやろう」

ソウはカレラとの戦闘になる。

「次から次へと…命の大安売りだな」

「我が命など…大いなる計画のためならば安い物だ!」

「歌姫プロジェクト…能力者達の自由を奪う計画にどんな価値がある?」

「自由だと…?戯言だっ!!自由など、かつてこの国が敗戦した際に敵国が持ち込んだ…戯けた甘言に過ぎんっ!!貴様のような国賊には、分かるまい!能力者という“爆弾”を抱えたこの国…否!この世界が!今、どれほど危うい状態であるのか!紫電殿は、真にこの国の未来を憂いておられる!この国のためならば、私は喜んでこの身…この魂をも捧げよう!私は光…この国の行く末を照らす輝かしき国防の礎なり!陽の光出ずる我が国の…栄光の歴史に影落とす者よ!我が光の奔流に…飲まれ消えよ!」

「礎か…そんなに死に急ぎたいなら…僕が眠らせてやる!」

GVはイオタと戦うのは初めてだが、イオタの弱点はソウから聞いているため、そこを突けば勝てる。

攻撃直前に避雷針を3発撃ち込み、雷撃を流し込む。

「お前の弱点は兄さんから聞いている。負けはしない!!」

「国賊風情が…!!」

一方、ストラトスの相手をしているテーラはストラトスの捕食攻撃を鏡を利用した分身と移動でかわし、ストラトスにダメージを蓄積させていく。

「クワセロッ!!クワセローッ!!」

捕食対象がいるのに掠りもしない現状はストラトスのただでさえ少ない理性を削っていく。

「…安心して下さい…ストラトス…あなたには私の家族と仲間達の力で安らかな眠りを与えましょう…お兄様…みんな…私に力を!!心からの愛を込めて!仲間達よ、家族達よ!哀
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