蒼紅:第十四話 電光
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して、次のエリアへ移ります」
『了解、こちらもコントロール施設内部への潜入に成功(サクセス)した。軌道エレベーターのコントロールは我々が必ず奪取する。お前達はそのまま正面突破し、軌道エレベーターに乗り込め』
「ああ」
アシモフの指示にソウが答えると、ゲートモノリスを破壊して次のエリアに向かう。
次のエリアに向かうと、いつの間にか風が追い風となっている。
「追い風になったな」
『風に乗れば、いつもより遠くへジャンプ出来るんじゃないかしら…長距離をジャンプする時はテーラちゃんはソウかGVに抱えてもらった方が良いかもしれないわ』
「はい、ソウ。その時は前みたいにお願いします」
「俺がか?」
「はい、前に私をお姫様抱っこしてくれたではありませんか」
テーラの言葉にジーノが過剰反応した。
『何!?お姫様抱っこだって!?ソウ、お前は美少女をお姫様抱っこするって言う男の理想シチュエーションをさらっとやっていやがったのか!?』
「たかが横抱きだろう。まあ、お前が嫌ではないのならやるがな」
「ふふふ、ありがとうございますソウ」
『畜生…ソウばかり良い思いしやがって…っと、うわっ!?』
どことなく良い雰囲気であるソウとテーラにジーノは不機嫌そうに呟くが、途中で悲鳴に変わる。
『シープス2!!』
『どうしたの、2人共!?』
続いたアシモフの叫びにモニカが尋ねると安堵の息を吐いたジーノが答えてくれた。
『…ヒュゥー、危機一髪だったぜ。いやぁ、ちょっくら敵さんに見つかってよ。リーダーのおかげで助かったぜ』
『GV達が心配なのは分かるが、注意は怠るな?』
『悪かったよ…気をつけるぜ』
とにかくジーノはアシモフが助けてくれたようなので全員が安心した。
GV達は迫り来る機械群と皇神兵を蹴散らしつつ、先に進んでいくが、途中で大きな溝がある場所に出た。
『溝が空いているようね…人工島(フロート)の繋ぎ目かしら?落ちないように気をつけて!この場所に、この天候…もし落ちたら、助けるのは難しいでしょうから…』
「僕達も海に落ちるのは勘弁ですよ」
特にGVにとって海水は弱点なので、海に落ちたら何も出来ずに沈むだけだ。
3人は上手く溝を跳び越えて先に進むと第九世代戦車の改良型らしき物が現れた。
「第九世代戦車…の改良型か?」
「はい、気をつけて下さい。ミサイルにはビームが内蔵されていて火力も機動力も前の機体よりも大幅に向上しています。」
この改良型マンティスはテーラがスパイをしていた時点で既に考案されていたので、目の前のマンティスの情報を教える。
「なるほど…」
テーラの情報通りにミサイルにはビームが内蔵されており
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