蒼紅:第十四話 電光
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した鏡を利用した光弾によって撃墜した。
「便利だな」
「ふふ、愛らしい能力でしょう?」
「(愛らしいと言うよりは凶悪だな)…そうだな」
「それよりも正面突破だけあって…流石に敵の数が多い…!」
『この風雨の影響であなた達の機動力は落ちているわ。ジャンプすると風の影響をもろに受けてしまう…焦る気持ちもわかるけど…敵は無理して跳び越えずに、落ち着いて各個撃破した方がいいわ…テーラちゃん…あなたも無理は禁物よ?最初は驚いたわ、ソウがあなたを連れてきた時は…』
「問題ない。こいつは強い…頼りに出来る」
『へへ、珍しいこともあるもんだな。あのソウが他人をそこまで頼りにするなんてよ。だからここの天気は最悪なんじゃねえのか?』
「ジーノ、シアンを連れて帰還したらお前のレトロゲームや漫画類を全て破壊してやる。」
『げぇ!?止めろ!俺の心のオアシスを!!』
『何してるのよ…もう…とにかく気をつけて…』
「………分かっています」
海に浮かぶ巨大人工島・オノゴロフロート。
そこは軌道エレベーター建造時に作業施設の複合体として造られた機械の島。
軌道エレベーター完成後も、管制施設として用いられており、これほど大規模な人工島や、軌道エレベーター…そんな物を建造出来るのは世界的に見ても皇神だけであり、この島の存在こそが、連中の驚異的な技術力の高さを物語っていた。
今頃、アシモフ達はこの島にある管制塔を制圧するべく戦っている…。
皇神の軌道エレベーターを使うには管制塔の掌握は必須…向こうの警備を手薄にするためにもGV達はなるべく派手に立ち回る必要があった。
「GV、焦ってはいけません。焦ってやられてしまってはシアンを助けることが出来なくなります。」
「まずはアシモフ達が管制塔を掌握するまで出来るだけ派手に立ち回るんだ」
このミッションはかなりの長期戦となるためにソウもテーラも出来るだけ消耗を抑えつつ戦っている。
自分も落ち着いて、出来るだけ消耗を抑えつつ戦わなくては。
『GV…熱くなるなよ?負けるぜ?クールになれ、GV。ソウやテーラちゃんもいる今のお前なら、こんなミッション1500秒…いや、1000秒以内に遂行出来るはずだ…ってこりゃフラグか…失敬失敬。とにかく、普段通りのお前なら楽勝だってことだ』
「ジーノ…」
『善処するよ、ってか?』
「いや…ありがとう」
『GV…へっ…そういうのもフラグって言うんだぜ?ソウ、GVを助けてやれよ?兄貴なんだからよ』
「ふん、そんなことはお前に言われるまでもない」
「ふふ…」
3人は機械群を蹴散らしながら先に進むとゲートモノリスを発見した。
「こちらGV、ゲートモノリスを発見。破壊
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