暁 〜小説投稿サイト〜
ある晴れた日に
94部分:小さな橋の上でその十
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
を進めていく。相変わらずの山道だが進むのは速い。クイズは何時の間にか加山が解いていってしまっている。やはりこの四人は動いてはいなかった。左右の木々が緑に生い茂り鳥の声が時折聞こえる。純然な山道であった。
「お互いな」
「深いものがあるんだな」
「けれど少年のことろはあれよね」
 奈々瀬はここで明日夢に対して言った。
「誰かに頼りきりってことはないわよね」
「強いて言うなら恵美がリーダーかしら」
 明日夢は少し考えてから奈々瀬のその言葉に答えた。
「やっぱり」
「そうなの?」
「強いて言うならね」
 明日夢はこう述べるのだった。
「やっぱり。頭いいし」
「確かにな」
 正道もそれははっきりわかっていた。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ