第二百二十二.五五話 下 男の娘が昨日の腹いせにフタナリ王子様を虐めるついでにエロ装置の試運転をしたり肉布団にする話
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下しつつある…。
このまま進めばいっ君は共感能力を失いかねない…。
共感能力を失う? トライングなのに?
いっ君が定義するイノベイターは『脳量子波を自在に制御し、他者と心を正しく通わせ、わかりあえる人々』というもの。
トライングとはつまりイノベイターだ。
そのイノベイターであるいっ君が共感能力を失う?
吸血鬼の力がイノベイターの力を上回った?
「ねぇまーちゃん。最近のいっ君って何か変わった所ある?」
「お兄ちゃんの変わった所?」
まーちゃんがうーんと考え込む。
「かわらず可愛いけど?」
「だよねー」
いっ君が酷い事をするのは敵か、私か、箒ちゃんだけだ。
いっ君は敵には容赦しない。
トライングの時しかり、いつかの三人組しかり。
私や箒ちゃんに向ける酷さはそれとは別ベクトル、性欲をぶつけるだけだ。
そこに残虐性はない。
例のファックマシンも苦痛を与える物ではない。
でも、もしその残虐性が箒ちゃんに向いたら、私は止められるかな?
それとも従っちゃうかな?
「あ、そうだ」
まーちゃんが何か思い付いたようだ。
「最近お兄ちゃんのしたいことがなんとなくわかるようになってきたかも。
反対にお兄ちゃんも私が何をしたいのかわかるみたい」
「ふーん………なるほどー………」
そういう意味の共感能力は健在なんだね…。
いや、もしかしたら…いっ君は。
だからこそ……………心を………。
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