暁 〜小説投稿サイト〜
蒼と紅の雷霆
蒼紅:十三話 囚姫
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ラオラァ!!」

始まりと同時に炸裂弾を発射してくる。

「鏡よ!私達を守って…!!」

テーラが再び鏡の盾を作り出して炸裂弾を防ぐ。

「てめぇらを蹴り殺せば…シアンちゃんは俺の物だ!俺達の大将が言ったのよっ!シアンちゃんのお世話は俺に任せるってなっ!!」

「ふざけるな!彼女は誰の物でもない!彼女の意志は、彼女自身の物だ!」

「貴様がシアンをどう思っているのか知らないが、あいつの意志を無視するな」

「シアンはGV達と歩む未来を望んでいます。それを否定する権利はあなたにはありません」

シアンに対して私欲の炎を燃やすデイトナにGV達は表情を顰めながら攻撃をかわしていく。

「んな説教を聞きたいわけじゃねぇぜっ!俺が聞きてぇのは…てめぇらの悲鳴!!それだけよっ!!そこのチビも俺の邪魔をするってんなら蹴り殺すまでよ!!」

「ふん、三下が…GV!!」

「分かってる!!」

デイトナの踵落としを回避してデイトナにソウのショットが炸裂し、GVの避雷針からの雷撃が流し込まれる。

「鏡よ、空間を繋げて…!!ソウ、鏡に攻撃を!!」

「?分かった!!」

ソウの目の前に1枚の鏡、そしてデイトナの周囲に複数の鏡を展開するとその複数の鏡からソウのショットがデイトナに降り注ぐ。

「鏡同士の空間を繋げられるのか…!!」

蒼き雷霆以上のテーラの能力の汎用性にGVは驚く。

「ぐあっ!?…ぐっ…パンテーラと同じ能力かよ…!!あいつは筋金入りの変人野郎だったが、敵対するとあいつの能力はこんなに厄介なのかよ…!!」

しかもパンテーラと違ってテーラは宝剣を使用していない。

これで宝剣のような増幅器をもっていればパンテーラに匹敵するかもしれないとデイトナはテーラを睨む。

「あなたに勝ち目はありません。大人しくシアンを返しなさい!!」

「今なら比較的、苦しませずに息の根を止めてやるぞ」

「うるせぇ!てめぇら兄弟とチビは…この俺の…怒りの炎で灰になりやがれーっ!!」

デイトナの攻撃は熾烈さを増していくが、GVとソウはカゲロウ込みでそれを回避する。

テーラは鏡の幻覚でデイトナを惑わせ、分身を囮にしてデイトナの飛び蹴りをかわすと反射弾をデイトナに当てていく。

「「「灰に還るのはお前(貴様)(あなたです)だ…デイトナ!!」」」

「畜生…畜生…渡さねぇ…絶対ぇシアンちゃんは渡さねぇ!!シアンちゃんは俺の物だっ!!太陽の如く燃え盛れ熱波!激情の灼熱、うねる猛火!煉獄の焔に残るは灰燼!!サンシャインノヴァ!!!」

再びGV達に向けて放たれた炎の弾幕、テーラは鏡で空間を繋げてGVとソウと共にデイトナの真上を取る。

「めくるめく!愛の宴!愛の姿は万華鏡!惑い見え
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ