蒼紅:十三話 囚姫
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「あー、これ少しまずいかなぁ。しかもやっぱそこツッコむ?めんどいなぁ…まぁ、いっか答えなくても…えーと…君がモルフォちゃん?上からの命令でね…モルフォちゃん、連れて行くよ」
「させると思いますか?メラク!!」
第七波動の…鏡の反射の性質を持つ光弾をメラクに向けて放つテーラ。
「これってパンテーラと同じ能力だよね?まあ、パンテーラ程じゃないけど結構強いね君…流石に3人同時に相手にしたくないから…デイトナ、頼んだよ」
「分かってらぁ!!シアンちゃんは俺が必ず連れ戻す!!太陽の如く燃え盛れ熱波!激情の灼熱、うねる猛火!煉獄の焔に残るは灰燼!!サンシャインノヴァ!!!うぉおおおおっ!!シアンちゃぁあああんっ!!!」
「デイトナまで!?」
「まずい!!」
「…っ!!鏡よ!防いで!!」
亜空孔から飛び出したのはGVが倒した爆炎の能力者であるデイトナ。
シアンが視界に入るのと同時にデイトナに気合いが入ったのか、GVとの戦いで見せた時よりも弾幕の規模が凄まじいSPスキルが3人に襲い掛かる。
テーラが咄嗟に鏡の盾を出現させていくらか防いで反射させるが、あまりの弾幕の規模に盾が破壊されてしまい、回避に徹することになる。
「何時もより暑苦しいなぁ、早く帰って涼しいとこで寝たい…はい確保」
「GV!!お兄さん!!テーラちゃん!!」
「シアン!!」
「させるかぁ!!」
GVが駆け寄るが、デイトナの炎がそれを阻み、シアンを確保したメラクが脱出し、それを見届けたデイトナも目眩ましに炸裂弾を発射して脱出する。
「待て!!」
「シアン…!!」
「追い掛けましょう!!」
3人はシアンを助けるために隠れ家を飛び出してメラクとデイトナを追い掛ける。
「シアンを返せ!!」
「誰が返すか!そもそもシアンちゃんは皇神側だぜ!!てめえらが連れ去ったんだろうが!?シアンちゃんは本来いるべき場所に戻るだけだ。さっさとシアンちゃんを連れていきな!!」
「暑苦しいなぁ…分かったよ…はあ…怠…」
デイトナに殿を任せてメラクはシアンを連れてこの場を去った。
「シアン!!」
「何てこと…」
「もうてめえらにシアンちゃんは渡さねぇ…言ったよなぁ…?人の恋路を邪魔する奴ぁ…馬に蹴られてゴー・トゥ・ヘルだぜぇ!!」
「はあ?」
「はい?」
恋路と言われてデイトナのシアンへの想いを知らないソウとテーラからすれば何のことだか分からないようだ。
「奴はシアンに歪んだ執着を抱いているんだ…奴は生かしておけない…ここで倒さなくては!!」
「今回は兄貴の方ともやりあえるようで嬉しいぜ…シアンちゃんを連れ去ったてめえら兄弟は絶対ぇに許さねぇ!!オラオ
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