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ある晴れた日に
90部分:小さな橋の上でその六
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った言葉になっていた。本当に態度が急に変わってきていた。
「それはね」
「気にしないで」
「そっちでも頼りになるのってよ」
 正道は女組の残る一人に目をやった。グループは男三人に女三人、それぞれくじ引きで決めたものであるのだ。だからこうした顔触れになったのだ。
「竹林だけかよ」
「私は別に」
 未晴も加山と同じく謙虚な態度だった。
「そんなことは」
「少なくともこの連中よりましだよ」
 正道の言葉である。
「それもずっとな」
「私達も随分言われるわね」
「何かかなり不愉快だけれど」
「不愉快なら不愉快でいいさ」
 正道も引かない。
「それでな」
「開き直ったわね」
 明日夢は今の正道の言葉に目を顰めさせた。
「ここでこう来るなんてね」
「実際そうだろ」
 また言う正道だった。
「どう見ても頼りになるって竹林だけだろ?」
「じゃあ私達は数に入らないってわけ?」
「聞き捨てならないけれど」
「いや、それはなってるからよ」
 しかし彼はそうは言わなかった。

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