無印編:トークルームY
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よ アシモフがつけたチーム名だったかな…」
「シープって、羊のSHEEPだよねお兄さん?」
「…そのはずだが?」
「でもSHEEPって、複数形でもSHEEPのままでSHEEP"S"にはならないよねテーラちゃん…?」
「言われてみればそうですね…どうしてですか?2人共?」
「…考えてもみなかったな。アシモフのことだから何か意味があるんだろうけど…今度聞いてみるよ」
「…うん…変なこと聞いてごめんね?ちょっと気になっちゃって」
「まあ、俺も少し気になるからな」
取り敢えず依頼が来た時にでも聞いてみよう。
《チャタンヤラクーシャンク》
「GVとお兄さんっていい体してるけど…格闘技か何かやっているの?」
「フェザーに居た頃にみっちり叩き込まれたよ」
「それって暗殺拳…とか?」
「いや、俺達が教わったのは…」
「あの…間違えていたらすみません…お2人の扱う武術はもしや空手の一種であるチャタンヤラクーシャンクを取り入れた物ではありませんか?」
テーラの発言に僕と兄さんは驚く。
「ちゃたんらく…?」
シアンはよく分からずに首を傾げてるけど…。
「…良く分かったな?チャタンヤラクーシャンクはあまりメジャーな型ではないんだが?」
「お兄様と一緒に護身術のための武術を学ぶ際に動画でチャタンヤラクーシャンクを何度か見たことがあるんです。最終的に別の武術を会得しましたが…私は能力での対応が間に合わずに敵に距離を詰められた時、お兄様は無手で戦う時のために…GV達は誰にチャタンヤラクーシャンクを教わったのですか?」
「アシモフだよ。アシモフが言うには、空手のチャタンヤラクーシャンクをベースにした…オリジナルのマーシャルアーツだって話だけど…」
「まさか本当にチャタンヤラクーシャンクが取り入れられていたとはな…あいつはバリツを実在の格闘技だと思っているような奴だからな…」
「確かに…」
「ちゃらんしゃたくー…」
「…シアン、チャタンヤラクーシャンクです。チャ・タ・ン・ヤ・ラ・クー・シャ・ン・ク」
「ちゃたんら…うう…っ」
「無理して覚えなくていいよシアン」
自分だけ言えないことに落ち込むシアンに僕達は顔を見合わせてそれぞれ苦笑した。
《どんベアくん》
「う〜ん…」
シアンがパソコンのモニターを覗き込み、唸っている。
どうやらキャラクターグッズを取り扱った通販サイトのようだ。
「"どんベアくん"?」
シアンが眺めていたのは、どんぶりのスープに浸かったクマのストラップだ。
頭には刻みネギや天かすが絡まった白いドレッドヘア…。
これは…"うどん"をモチーフにしたキャラクタ
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