無印編:トークルームY
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《雷霆兄弟とアシモフ》
「ねえGV…GV達にとって、アシモフさんってどんな人?」
「アシモフか…僕達が所属していた"チームシープス"のリーダーで真面目で堅物…だけど、時々突拍子もないことを言う人…かな…僕や兄さんに両親はいないけど…。僕達に父親と呼べる人がいるとすれば多分、アシモフなんだと思う…兄さんは嫌がるだろうし、アシモフが聞いていたら“私はそんな歳じゃない”って拗ねると思うけど…」
「親…か…私には分からないけど…そんな人がいるっていうのはとっても素敵なことだと思う…」
「…そうだね」
《雷霆兄弟とモニカ》
「ねえGV、お兄さん。前から聞きたかったんだけど…モニカさんってどんな人なの?」
「…真面目な人だよ。第七波動を持たない普通の人だけど…オペレーターとしてフェザーになくてはならない凄く優秀な人…だね」
「…だが、抜けてるところもある上に何故かアシモフ関連になると動揺することが多いな。まあ、ミッションに支障があったことはない」
「まあ、そういうところも含めて…何て言うのかな…チームのお姉さん役…って感じなのかな」
「お姉さん…なんだ…うん…それならいいの。あっ、私お風呂入ってくるから」
「…?」
「あいつ…一体何が聞きたかったんだ?」
僕と兄さんは首を傾げるが、今まで黙って見ていたテーラが溜め息を吐いた。
「シアン…GVに気付いてもらえないとは…可哀想です」
可哀想って…どういうことなんだろうか…?
《アメノサカホコ》
シアンが、遠い目で窓の外を見つめていた。
「何を見ているの?」
「あの柱…」
「あの柱は、宇宙開発のために皇神が建造した起動エレベーター、アメノサカホコですね…(そして彼が考案したあのプロジェクトが行われる“アメノウキハシ”に繋がる場所でもあります…宝剣を持つ能力者は後1人…です…)」
テーラが言うアメノサカホコはここから遠く離れた海上に建てられた施設だったが…そのあまりにも巨大な外観は、ここからでもはっきりと見ることが出来る。
「世間の人は、あの柱をこの国のシンボルみたいに思ってる…でも……あの柱…何だか怖いの…色んな…怖い感情が…あの柱に集まっている…」
「怖い…?」
「どういうことだ?」
『前にも話したでしょ?アタシの力は精神感応能力…そのせいか、たまに感じ取っちゃうのよね。そういう…感情の流れオーラみたいなモノを』
「モルフォ…安心して…シアンのことは僕達が守るから」
「GV…(でも…私は…守られるだけなのは嫌…私も…あなたを…)」
《チームシープ“ス”》
「GV達が居たのって確か"チームシープス"だったよね?」
「そうだ
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