第十一話 それで何か
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第十一話 それで何か
ニュージーランドは枢軸と連合の主な面々と某脚本家さんについて一呼吸置いてからお話しました。
「それでおいの説ですが」
「はい、ネッシーが何か」
「それたいが」
日本に応えてお話します。
「鰻ではないかと」
「鰻ですか」
「そう思うばい」
「そういえばです」
日本はニュージーランドの説を聞いて言いました。
「全長二メートルの鰻の稚魚が見付かったことがありましたね」
「あれは実はどうかわかったが」
ドイツが日本に応えました。
「しかし実際に大きくなるとな」
「鰻は稚魚から成長すると三十倍の大きさになります」
「成体はな」
「そう考えますと」
「おいは鰻だと考えるばい」
ネッシーの正体はというのです。
「そう主張するたい」
「そうですか」
日本はニュージーランドの説に頷きはしました、ですがここで各国はそれぞれ持論を展開するのでした。
第十一話 完
2019・9・17
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