暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第58話 極寒地帯の罠!祐斗とマッチ、友情の一閃!
[7/10]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
んなあからさまに立っていりゃ何かしようとしているなんて分かるに決まっているだろうが。念のために俺の周りに不凍液をばら撒いておいたのさ、何せ剣士は近寄らなければ攻撃できないからな」
そうか、こいつの出した不凍液で足を滑らせたからマッチさんは体勢を崩してしまったのか。
「ゴミにしては頑張ったがこれで御終いだ、所詮お前らなんぞ俺の相手じゃなかったって事だな」
僕の首を絞める力が強くなっていく、このままでは首の骨を折られて殺されるだろう。
(ここまでか……ごめんなさい部長、皆……)
僕は諦めて目を閉じようとした。でも不意に戦っているイッセー君の姿が目に映った。
(イッセー君……)
僕には夢がある、いや出来たという方が良いかな。それはイッセー君と同じ場所に立って彼と戦ってみたいというものだ。
(無謀もいいところかもしれない。でも僕はイッセー君を目指したいっていつの間にか思っていたんだ)
復讐を果たすのを手伝ってくれたイッセー君は僕にとって一番大切な友達だ。でも一人の男として彼を超えたいという野望が出来ていた、だって僕も男の子だから。
(でも今の僕ではイッセー君の足元にも及ばない……)
そして現れたバリーガモンという壁……僕の斬撃は通用せず環境も敵に有利という最悪の状況……でもここで諦めてしまったらその夢は一生叶えることなどできなくなってしまうじゃないか!
やっぱり諦めたくない!僕は生きてもっと強くなりたい!そしていつかイッセー君と同じ場所に立って彼を超えたい!
僕は拘束から抜け出そうと藻掻くが、パワーでは圧倒的に負けているためビクともしない。
「うおォォォ!」
そこにマッチさんの声が聞こえた。彼はいつの間にかバリーガモンの懐に入り込んでアイスマシンガンの銃口を直接奴の体に当てて零距離で射撃した。
「ぐおっ!?」
バリーガモンはよろけながら後ろに後退した。その際に僕は奴から逃れることに成功する。
「チッ、銃口を直接当てて撃ったのに効いていないとはな」
バリーガモンの体には焦げた跡があったがダメージはなさそうだ、素の防御力も高いのか。
「マッチさん!」
「祐斗、お前は逃げろ!」
「えっ……?」
僕はマッチさんの言った言葉に驚いてしまう。逃げろだなんて……
「お前は俺を信じて足止めに徹してくれたのに俺はそれに応えることが出来なかった。その責任を取らせてくれ……」
「だからってそんな……!」
僕の言葉を無視してマッチさんは刀を抜くとバリーガモンに向かっていった。でも無茶だ!彼だって体はもう限界のはずだ、勝てるわけがない
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ