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ある晴れた日に
87部分:小さな橋の上でその三
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北海道っていったらな」
「じゃがいもだからな」
 皆これでどうして茜がじゃがいもにこだわるかわかった。そこにあったのはただ味がいいとか栄養があるとかだけではなかったのである。
「だからか。あいつ」
「じゃがいもにこだわるのかよ」
「成程な」
 わかってしまえばどうということはない話であった。
「それでね。咲はね」
「親父さんが熊本出身だったよな」
 正道が未晴に対して述べた。
「確か。そうだったよな」
「お母さんは鹿児島でね」
「鹿児島か」
「ああ、そうか」
 ここでまた一つ答えが出された。

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