暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第二部〜雅、結婚騒動〜
第10話『ミスマッチな世界』
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「それは…」
「だから、今はまだスカイウォールが必要なんだとよ。」
「それで、その異世界の仮面ライダーはどこにいる!?」
「落ち着け戦兎。そいつなら今、ナイトローグに話を着けに行った。」
「どうしてナイトローグに?」
「なんでも、ナイトローグの協力が必要なんだとよ。」
「それで、スカイウォールを消そうとしている犯人は解っているのか!?」
「ああ。あいつが言うには、東都物質研究センターに勤めていた、最上魁星という多次元時空理論を唱えていた科学者だ。」
「多次元時空理論…まさか!?」
「そうだ。奴は次元を破壊する兵器、エニグマを使ってこの世界を破壊し、この世界の王になろうとしている。」
惣一郎は戦兎に説明している。すると、
「はぁ、はぁ、はぁ…漸く追い着けた。」
惣一郎の娘でビルドが集めた成分を浄化する力を持つ少女、美空と万丈が追い着く。そして、
「惣一郎さん、ナイトローグの協力、確約がとれました。」
雅とナイトローグがワープの力で現れる。
「待っていたぞ異世界の仮面ライダー。こっちも戦兎に説明したところだ。」
惣一郎は雅に状況を伝える。
「おい戦兎、どうなっているんだよ!」
「わけ解んないんだけど。」
万丈と美空は戦兎に尋ねる。
「俺も何がなんだか解っていない。事情を教えてくれ。」
戦兎は雅に言う。
「その前に、自己紹介がまだでした。申し訳ありません。僕は凪風雅、仮面ライダーディロードです。」
雅は自己紹介をし、現状を説明した。
「なるほどな。雅以外のライダーに出会う為に、俺たちの未来の為に、協力してくれるんだな!」
戦兎は雅に握手を求める。
「勿論。世界のルールと正しい歴史の為、頑張りましょう!」
雅は握手に応じた。すると、
「漸く見つけたぞ、仮面ライダー!」
顔の左半分が機械になっている男性が現れる。
「最上魁星…」
雅は呟く。
「お前が最上魁星か!」
戦兎は言う。
「その通り。そして、新世界の帝王だ。」
リモートコントロールギア!
最上は変身銃、ネビュラスチームガンにギアリモコンをセットし、
「カイザー!」
ファンキーマッチ!ギアリモコン!
カイザーに変身する。
「行くぞ、万丈!マスター、ナイトローグ、それに雅、協力してくれるんだよな!?」
戦兎はビルドドライバーを装着する。
「仕方ないなぁ。今回だけだぞ?」
コブラ!
惣一郎はそう言うと、トランスチームガンにコブラロストフルボトルをセットする。
「皆さん、くれぐれも完全に倒さないようにして下さいね。」
雅はディロードライバーを装着する。
「まずは、あいつをやればいいんだな!」
ウェイクアップ!
万丈はサポートメカのクローズドラゴンをビルドドライバーにセットする。
「さあ、実験を始めよう。
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