暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第二部〜雅、結婚騒動〜
第10話『ミスマッチな世界』
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なる。即ち、あなたの存在も消滅するということです。」
「なるほど。言いたいことはわかった。で、何が原因か解っているのか?」
「もちろん、調べてありますよ。犯人はかつて東都物質研究センターに所属していた最上魁星という男です。」
「なるほど、最上か。あのエニグマシステムを研究していた。」
「やはり存じていますか。」
「当然だろう。それで、死んだはずの奴がどうして関係しているのだ?まさか、実は生きていたとか言わないよな?」
「そのまさかです。そして、直にエニグマは完成し、彼はそれを制御するカイザーシステムを使ってこの世界を崩壊させようとしています。」
雅は事件の実情を伝える。
「それで、俺はその最上を殺せばいいのか?」
「いいえ、今最上魁星が死ぬことも、この世界の崩壊につながります。なので、仮面ライダービルド達と協力して適度に攻撃して、逃がす必要があります。」
「世界ってデリケートなものだな。」
「そうです。それから、そろそろ仮面ライダービルドが来る頃なので、説得をお願いします。僕の方はもう一人、話さないといけない人がいますので。」
「まさか、ナイトローグとか言わないよな?」
「そのまさかですが。」
「やめておけ。お前でどうにかなるような男ではない。」
「大丈夫ですよ。任せて下さい。」
【ATTACK RIDE-WARP-】
雅はワープを使って移動する。そして、それに合わせて仮面ライダービルドに変身する記憶喪失の青年、桐生戦兎がやってくる。
「どうして…どうしてマスターがブラッドスタークなんだ!」
戦兎は嘘であってほしいと思いながら惣一郎に言う。
「それか。そのことなら今話そうと思っていたんだが、ちょっと事情が変わった。」
「どういうことだよ!」
「俺たちの世界の行く末を知っている異世界の仮面ライダーが来た。」
「異世界の仮面ライダー?」
「なんでも、そいつが言うには今から10日後、スカイウォールが消滅し、西都と北都は東都によって壊滅し、世界が崩壊するらしい。」
惣一郎は雅から受けた説明を戦兎にする。
「待ってくれマスター。どうしてスカイウォールが無くなると東都が北都と西都を壊滅させるんだ!?」
「考えてもみろ。今スカイウォールが無くなれば、互いの国は自分達が覇権を握ろうと躍起になる。だがな、仮面ライダーを唯一持っているのは東都だけだろう。そうなれば、仮面ライダーの力だけで北都と西都を支配することは簡単だろう?」
「そんなの、俺と万丈が拒否すればいいだけだ!」
「お前、何か大切なことを忘れていないか?」
「大切なこと?」
「お前達は本来の記憶を失っている。本来の自分達が残虐非道な悪人でないと、何故言い切れる!今は愛と平和を守る正義の使者とか言っていられるが、その本性が邪悪でないと、何故言い切れる!?」

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