暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica54俺が選ぶ道〜Occurrence in a Time limit〜
[2/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ンだけは効果が有るのよね〜」

そうなのだ。入院中にいろいろ試した結果、まず魔力を開放して魔導師化すれば自力で立ち、歩け、走ることが出来た。おそらく魔術師化でも可能だろう。そして今後の“堕天使エグリゴリ”との闘いに備え、アイリからの提案でユニゾンも試すことになったわけだが・・・。

「ふっふ〜ん♪ まるでアイリが、ルシルのために生まれたみたいだよね〜?」

「本当にそう思えるほどの相性抜群だものね〜。オーディンさんとの相性も良かったし」

それは俺自身も驚く話だ。だからイリュリア終戦当時、完全に破壊されていた“エグリゴリ”のデータとは違って無事だった融合騎の開発データを漁ってみたが、アイリは特に変わった経緯で生み出されたわけじゃなかった。それにしてはアイリは、俺と共に戦ってくれるために生み出されたような性能を有している。偶然と片付けるにはあまりにも・・・。

「えっへへ♪ やっぱりアイリとルシルは、赤い糸で結ばれてるんだよ!」

シャマルから俺の着替えなどが入ったスポーツバッグを受け取ったアイリが俺の背中に覆い被さるようにハグしてきて、さらに俺の頬に頬ずり。

「それじゃあアイリ、お茶の用意するから、ルシルは先にリビングで待ってて」

「私は洗濯してから行くわ」

アイリはキッチンへ、シャマルはバッグから俺の着替えや洗濯物を取り出し始めた。

「ありがとう。お言葉に甘えてリビングで待たせてもらうよ」

手伝おうにもかえって邪魔になると判っているため、車椅子を旋回させてリビングへ向かう。歩き慣れた廊下だが、目線が低くなると結構雰囲気が変わるな、と思いながらリビングに入り、「よっと」ソファへと移る。

(メール確認でもしておくか)

入院中、はやて達チーム海鳴だけでなくユーノやクロノにリンディさん、内務調査部の面々、そしてティアナ、さらにわざわざナカジマ家やエリオとキャロまで見舞いに来てくれた。俺が車椅子生活になってしまったことにかなりショックを受けていたな。

『『ルシルさん! 退院おめでとうございます!』』

エリオとキャロからの動画付きメールを開くと、もう俺の身長を追い越したエリオと、機動六課時代からさほど成長していないキャロから祝いの言葉を頂いた。2人は自然保護隊所属で、ミッドからかなり遠く離れていて、フェイトやアリシアとも長く顔を合わせていないにも関わらず、以前の見舞いのときはフェイト達と逢うより俺を優先してくれた。

『またお休みが出来たら、顔を出しますね!』

『それまでお元気で!』

2人のビデオメールに返信メールを打ち終えたところで、「こんにちはー!」外から元気な挨拶が。車椅子に移って出迎えようとしたんだが、「はぁ〜い!」シャマルが先に出てくれたようだ。

「あら、いら
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ