84部分:優しい魂よその十九
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
「今のところはね」
「今のところは、かよ」
「そういうこと。これからどうなるかはまだわからないわ」
「ロッカーはいいものだぜ」
楽しい笑みを作って未晴に述べた。
「ロックンローラーってのとはちょっと違うけれどな」
「その辺りの違いもまた教えてもらうわ」
「ああ、またな」
「ええ。またね」
こう言葉を交えさせて別れた二人だった。今は二人の仲はこの程度だった。しかしそれがやがて短いものになっていく。だがそれは二人もまだ知らなかった。この穏やかな夜の中では。
優しい魂よ 完
2008・11・3
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ