蒼紅:第八話 幻夜
[7/7]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
って斬撃を受け流すと盾を展開してストラトスの疑似第七波動を放った。
「ほざけ…断罪するのはこの俺だ。紅き雷霆…!そして消えるのも能力者(化け物)である貴様だ…!!喰らい尽くせ!ミリオンイーター!!」
羽虫状のエネルギー体が放出される。
恐らく性質はオリジナルと変化していないはず。
雷撃鱗で弾くが、それが相手の狙いだった。
「喰らえ!!」
盾を構えた状態でのタックル。
雷撃鱗展開中はカゲロウが発動しないことは調べられていたのだろう。
「チッ!!」
回避が間に合わないなら受け止めるしかない。
紅き雷霆による身体能力の強化によって腕力は大幅に向上し、少年の出力に物を言わせたタックルすら受け止めてみせた。
しかし、流石に無事とはいかずにいくらか後退して盾を受け止めた片腕が痺れる。
だが、これなら当てられる。
「これで終わりだ!!迸れ、紅き雷霆よ!閃くは破滅の雷光!紅雷の刃よ、敵を斬り裂け!!ギガヴォルトセイバーーーーッ!!!」
至近距離でSPスキルの雷刃波を放ち、盾ごと少年を真っ二つにしようとするが、少年は咄嗟に後退して斬撃と雷刃波をギリギリでかわした。
しかし、肝心の主武装である盾が大きく破損してしまう。
「くっ…これ以上の戦闘は不可能か…だが、貴様のスペックは把握した。データとしては充分だ…一時離脱させてもらう。」
「貴様は何者だ?」
少年に対しての興味をほとんど失っていたソウだが、気紛れに聞いてみた。
「アキュラ…刻んでおけ…貴様ら能力者(バケモノ)共を神に代わって断罪する…“人間”の名を」
それだけ言うとアキュラは姿を消した。
「…ああ、覚えておくとしよう。虫酸の走る無能力者としてな」
蔑むように言いながらソウもこの場を離脱したのであった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ