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蒼と紅の雷霆
蒼紅:第八話 幻夜
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「くっ…これ以上の戦闘は不可能か…だが、貴様のスペックは把握した。データとしては充分だ…一時離脱させてもらう。」

「貴様は何者だ?」

少年に対しての興味を殆ど失っていたソウだが、気紛れに聞いてみた。

「アキュラ…刻んでおけ…貴様ら能力者(バケモノ)共を神に代わって断罪する…“人間”の名を」

それだけ言うとアキュラは姿を消した。

「…ああ、覚えておくとしよう。虫酸の走る無能力者としてな」

蔑むように言いながらソウもこの場を離脱したのであった。
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