蒼紅:第六話 光塔
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からない間抜けな無能力者共が来たか…」
「間違いない…紅き雷霆・ソウだ!!」
「フェザーめ、このアマテラスを狙ってきたか!!」
「地の利はこちらにある!!如何に紅き雷霆でも勝機はある!!」
「地の利など関係ないな。その程度で埋まる実力差ではない。」
攻撃をかわしながら雷撃鱗のホバリングで皇神兵達の真上を取ると、雷撃ショットを撃ち込んで蹴散らし、すれ違い様に雷撃刃で斬り捨てる。
「ぐはっ!!」
「こ、これがSSランク・紅き雷霆の力…!!」
「ば、化け物…!!」
皇神兵やメカを蹴散らしながら先に進むとアシモフからの通信が入る。
『電子の謡精の歌はかつてこのタワーによって配信、拡散されていた。彼女の力は本来、それほど広範囲に作用するものではない。にも関わらず能力者の所在が高い精度で探知されていたのはこのタワー自体が、電子の謡精の増幅装置(ブースター)の役割を果たしていたからだ』
「なるほど、つまりこの施設はシアンを繋いでいた機械と似たような物ということか」
『第七波動の能力を利用し、同胞を苦しめるなど…悪魔(デーモン)の所業。お前達が何としてでも破壊せねばならない』
「言われるまでもない。これ以上、皇神の屑共の好きにはさせん」
表面には出さないが、ソウからすればシアンも今では自分の家族のような物だ。
彼女を苦しめる可能性を孕んだこの塔は必ず制圧してみせる。
そして再びカタパルトが複数配置されている場所に出たが、カタパルトの向いている方向にはトゲが生えた壁があった。
「これはカタパルトを使わずにダッシュジャンプとホバリングを使って進んだ方が良さそうだ…マッハダッシュは止めておくとしよう」
マッハダッシュは一気に長距離を移動できるが、下手したら障害物にぶつかる恐れがある。
しかし、壁や足場を上手く利用すれば短時間での上昇と下降が可能なのだが。
ダッシュジャンプとホバリングを駆使してカタパルトに注意しながら先に進む。
『良い判断だソウ。カゲロウがあるとは言え慎重に進むに越したことはない。そこの通路から一旦、タワー内部へ侵入してくれ。ゲートモノリスを破壊するんだ、ソウ』
「ああ」
ゲートモノリスを破壊して内部に侵入する。
そしてメカ群を蹴散らし、カタパルトを利用しながら進むとGVから通信が入る。
『兄さん。こちらは中腹まで到達したけど…そっちはどう?』
「俺も大体それくらいだな。目標の送信設備は頂上にある…それまで気を抜くなよGV?」
『分かってるよ…ん?』
「どうした?」
『ごめん、敵に囲まれたようだ。念の為に一旦通信を切るよ』
「分かった。気を付けろ」
GVからの通信が切れるのと同時に
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