第五十四話 最後の学期になってその十三
[8]前話 [2]次話
「豚カツ食べるつもりです」
「郡山に行ってなの」
「あそこ大教会ありますよね」
「凄く大きな大教会がね」
実は奥華の詰所のすぐ隣に詰所がある大教会です、他には桜井の物凄く大きな大教会と高知の方の大きな大教会も一緒の母屋にあります。
「あるわね」
「そこのすぐ近くになんです」
「豚カツを食べられるお店があるの」
「そこに夕方にでも」
「行くの」
「そうしようかなと。先輩もどうですか?あっ」
言ってすぐに気付いた阿波野君でした。
「寮にいると」
「そう、おぢばから外はね」
このことははっきりと言いました。
「出られないのよ」
「そうでしたね」
「ええ、許可がない限り」
このことが大事です。
「それは出来ないの」
「だからですね」
「郡山にもね」
おぢばから近いです、自動車だと驚く位すぐに行けます。ですがそれでも寮に入っているとです。
「行けないの」
「じゃあ大学に入られてから」
「そうなるわね」
「その時一緒に行きましょう。何でしたら」
どんどん阿波野君のペースで言ってきます。
「詰所で食べましょう、実は今から詰所にお邪魔するんです」
「お昼に?」
「はい、カレーを食べに」
私に笑顔で言ってきました。
「そうしません?」
「お昼は寮の御飯があるから」
私はこのことを言いました。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ