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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第二部〜灰色の戦記とZ組の試練〜  外伝〜大地の竜と終末の日〜
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連合軍がメンフィル・クロスベル連合に加わる事についてはどう思われているのでしょうか!?」
「………………エレボニア帝国との戦争後”ユミル襲撃”を指示した元凶共――――――既にエレボニア帝国に拘束されたカイエン・アルバレア両前公爵の身柄をメンフィル帝国に引き渡す件等を含めた様々な取り決めはミルディーヌ公女との交渉で話がついている。よって我らメンフィルはミルディーヌ公女達――――――”真にエレボニアを想う帝国貴族の誇り”を信じ、盟友となる事を受け入れた。」
別のマスコミはリウイに視線を向けて質問し、質問されたリウイは静かな表情で答えた。
「リベール通信です!ヴァイスハイト・リウイ両皇帝陛下に伺いたいのですが…………お二方もご存知のようにリベールも先程ミルディーヌ公女殿下が仰った”冤罪”の件で、エレボニア帝国と戦争勃発寸前の緊張状態に陥っていますが、両帝国はその件についてどういった対応をとるおつもりなのでしょうか!?」
「無論俺達クロスベルもそうだが、リベールと盟を結んでいるリウイ達メンフィルもそれぞれ恩があるリベールの窮地を見過ごすつもりはない。――――――その証拠にメンフィル・クロスベル連合は既にアリシア女王達にリベールもメンフィル・クロスベル連合に加わる事を提案する使者を送った。」
「という事は既にメンフィル・クロスベル連合はアリシア女王陛下――――――リベール王国にもメンフィル・クロスベル連合による”エレボニア帝国征伐”に加わる提案をされたのですか!?」
リベール通信の記者の質問に対して答えたヴァイスの答えにマスコミ達がそれぞれ血相を変えている中グレイスが質問をした。

「…………あくまで”提案の使者を送っただけ”で、その時点での回答をアリシア女王達に求めず、またアリシア女王達もその場では決めかねる事が厳しい内容だった為、まだリベールがメンフィル・クロスベル連合に加わった訳ではない。」
「マスコミの諸君やクロスベルの皆ならば誰もが知っている事柄だと思うが、アリシア女王はゼムリア大陸から”戦争”をなくす為に”クロスベル問題”の緩和も関係していた”不戦条約”を掲げた。そんなリベールが戦争に加わる事はすぐには決められない事は俺達も理解している。よって、例えリベールがメンフィル・クロスベル連合に加わらなくても国家間の関係に支障をきたすつもりはない上、万が一エレボニアがリベールに侵略しようとした際は”不戦条約”による”クロスベル問題”の緩和の恩を返す為にも、すぐに駆け付けてリベールに加勢してエレボニアを撃退する所存だ。」
「――――――当然メンフィルもゼムリア大陸に進出した際から世話になっている”盟友”を見捨てるつもりはない。エレボニアによるリベール侵略が発生した際はメンフィルもクロスベルと共にかけつけ、リベール軍と共に撃退するつもりだ。―――
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