第二部〜灰色の戦記とZ組の試練〜 外伝〜大地の竜と終末の日〜
[6/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
事を決意し、交渉の結果、メンフィル・クロスベル連合と盟を結んだのですわ。」
「ユ、”ユーゲント皇帝銃撃事件”どころか、”アルスター襲撃”までエレボニア帝国政府による”冤罪”ですって!?」
「もしそれが本当だとしたら、とんでもない事だぞ…………!?」
「リベールにとっても他人事ではないわ!――――――リベール通信です!ミルディーヌ公女殿下!”アルスター襲撃”を含めたエレボニア帝国が三国に対して開戦する切っ掛けとなった二つの大事件が”冤罪”であると確信した根拠や証拠等についての説明をお願いします!」
ミルディーヌ公女が口にした驚愕の事実にマスコミ達が驚いている中、血相を変えたリベール通信の記者がミルディーヌ公女に質問し、そしてミルディーヌ公女はその質問についての説明をした。
「――――――そういう訳ですので、私達”ヴァイスラント決起軍”はクロスベルを含めた他国の領土欲しさにそのような人道から外れた事を行い続けるエレボニア帝国を正す為にも…………そして内戦を引き起こしてエレボニアの民達を苦しめた元凶であるクロワール卿の親族としての”償い”をする為にも立ち上がり、祖国エレボニアに反旗を翻したのですわ。」
「じ、事情は理解できましたが、その結果公女殿下が大切に想うエレボニアが滅びる可能性があると理解されていて、メンフィル・クロスベル連合と盟を結ばれたのでしょうか?」
ミルディーヌ公女が説明を終えるとマスコミ達がそれぞれ驚きのあまり絶句している中逸早く立ち直ったグレイスが信じられない表情でミルディーヌ公女に質問をした。
「はい。ヴァイスハイト陛下達との交渉の際に幸いにも皇帝陛下を含めたアルノール皇家の方々の処遇を”敗戦国の皇族に対する処遇としては破格の待遇”にして頂く事を約束して頂けましたし、最悪エレボニア帝国が滅亡してもエレボニアの”誇り”を残す為にも、エレボニアの領土の一部をメンフィル帝国かクロスベル帝国、どちらかを”宗主国”とした”自治州”にする事を前向きに検討して頂いておりますわ。」
「い、今の公女殿下の話は本当なのでしょうか、ヴァイスハイト陛下!?」
ミルディーヌ公女が答えを口にすると、グレイスとは別のマスコミがヴァイスに問いかけた。
「ああ。皇帝に、そして国に反旗を翻してでも祖国を正そうとするミルディーヌ公女達の忠誠心やエレボニアの民達を想う心に評してそうする事を決めた。――――――逆に聞くが諸君らはミルディーヌ公女達の忠誠心やエレボニアの民達を想う心に対して無下にする事ができるか?」
「……………………」
マスコミの質問内容を肯定したヴァイスがマスコミ達に問いかけると、反論がないマスコミ達は黙り込んだ。
「リウイ皇帝陛下!確か貴国は貴族連合軍による”ユミル襲撃”の件でエレボニア帝国に宣戦布告したとの事ですが、その貴族
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ