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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第二部〜灰色の戦記とZ組の試練〜  外伝〜大地の竜と終末の日〜
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るオーレリア将軍達も風前の灯火のような状況であったが、残党となった後も抵抗を続けたオーレリア将軍達の力を惜しいと思った我らメンフィル・クロスベル連合がオーレリア将軍達と交渉した結果、オーレリア将軍達もメンフィル・クロスベル連合の”盟友”となった。」
「身内の恥を晒すようで恥ずかしい話になるが我らは”領邦軍”として”領邦軍の主”にして貴族連合軍の”主宰”であった前カイエン公――――――クロワール卿に従い、祖国に反逆をせざるを得なかった。そしてヴァイスハイト陛下が先程仰ったように、内戦で敗戦し、”主”を失った我らの未来は暗かったが、そんな我らの為に我らの新たなる”主”となる御方が立ち上がり、その御方が残党である我らの”総主宰”に就任し、その御方がヴァイスハイト陛下達メンフィル・クロスベル連合と交渉したお陰で、我らもメンフィル・クロスベル連合に加わる事を認めてもらえたのだ。」
「そのオーレリア将軍閣下達貴族連合軍の”総主宰”となった人物とは一体どのような人物なのでしょうか!?」
ヴァイスの後に説明したオーレリア将軍の説明を聞いたマスコミ達がそれぞれ驚いている中、グレイスがオーレリア将軍に質問した。するとミルディーヌ公女がオーレリア将軍の傍に出てきて軽く会釈をした後自己紹介をした。

「――――――お初にお目にかかります。先程将軍の説明にあった生まれ変わった貴族連合軍の残党――――――”ヴァイスラント決起軍”に名を改めた貴族連合軍の”総主宰”に就任した者にしてユーディットとキュアの従妹、そしてカイエン公爵家の公女の一人でもあるミルディーヌ・ユーゼリス・ド・カイエンと申します。以後お見知りおきを願います。」
「ユ、ユーディット皇妃陛下とキュア公女殿下の従妹であるミルディーヌ公女殿下が貴族連合軍――――――いや、ヴァイスラント決起軍”の”総主宰”…………!?」
「ミルディーヌ公女殿下!何故”ヴァイスラント決起軍”の”総主宰”に就任し、祖国であるエレボニア帝国と戦争状態に陥ったメンフィル・クロスベル連合と盟を結ばれたのでしょうか!?」
ミルディーヌ公女の自己紹介を聞いたマスコミ達が再び驚いている中、マスコミの一人がミルディーヌ公女に質問した。
「祖国であるエレボニア帝国を悪く言う事を心苦しく思っておりますが…………先日にエレボニア帝国で立て続けに起こった事件――――――”アルスター襲撃”、”ユーゲント皇帝銃撃事件”は私達独自が持つ情報網によってその二つの事件はエレボニア帝国政府がメンフィル・クロスベル連合、そしてリベールに押し付けた”冤罪”であると確信しています。そのような愚かな事を行ったオズボーン宰相を始めとしたエレボニア帝国政府の暴走をエレボニアを想う貴族として、そして民として止める為にもオーレリア将軍達と共にメンフィル・クロスベル連合に加えて頂く
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