第四幕その八
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「ゾウアザラシさん達が特別で」
「そうよね、やっぱり」
「特別大きいのよ」
「うん、僕たちはそうだね」
「だから名前に象ってついているんだ」
ゾウアザラシ達も自分達の大きさのお話をしました。
「同じアザラシでも大きさは違う」
「種類によって違うんだよ」
「その辺りステラーカイギュウと同じだね」
また言った船長でした。
「同じ仲間のマナティーやジュゴンとは大きさが全然違うから」
「そう、本当にね」
「そうした生きものもいるということだよ」
「そうよね」
トロットはゾウアザラシ達と船長の言葉に頷きました。
「オズの国でも外の世界でも」
「アシカさん達と比べたら」
まさにと言った恵梨香でした。
「本当に全然違うわね」
「ちなみにアシカとアザラシはまた違う種類だからね」
船長はエリカにこうお話しました。
「そこは覚えておくんだよ」
「図鑑に書いていましたね」
「そうならその図鑑で書いてあることもね」
是非にと言う船長でした。
「覚えておくんだよ」
「わかりました」
「じゃあ次はアシカ君達は寒い地域にはいないからこの島にいないけれど」
それでもというのでした。
「別の生きもの達のところに行こうか」
「次はどんな生きものですか?」
「それは行ってみればわかるよ」
こう言ってでした、そしてでした。
「そこにね」
「それじゃあ」
「さて、じゃあ僕達がご飯を食べに行こうか」
「そうしようか」
ゾウアザラシ達はお互いにお話しました。
「じゃあ皆またね」
「また会おうね」
こうしてでした。皆は船長に案内されてまた別の生きもの達の場所に行きました、今度はといいますと。
トドにセイウチ達です、皆はその大きな生きもの達を観て言いました。
「何か怖いけれど」
「トドやセイウチって」
「近寄っても大丈夫かな」
「オズの国でもね」
「少し不安になるわね」
「だからオズの国よ」
それでとです、ビリーナが恵梨香達五人に答えました。
「だからよ」
「皆優しいのね」
「そうなんだね」
「外の世界じゃ怖い生きものだけれど」
「それでもなんだ」
「近寄っても大丈夫なのね」
「あのね、そんなこと言ったらね」
それこそとも言うビリーナでした。
「臆病ライオンや腹ペコタイガーはどうなるのよ」
「あっ、そうね」
「彼等がいたんだ」
「僕達とも仲のいい」
「彼等もそうだしね」
「この島のトドやセイウチ達も」
「親しくお話出来るわよ」
このことをしっかりと言うビリーナでした。
「だから安心してね」
「それで、なのね」
「彼等とお話してもいいんだね」
「じゃあこれからね」
「彼等のところに行って」
「お話しましょう」
「そうしようね」
こう言
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