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ある晴れた日に
8部分:序曲その八
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よね」
 明日夢の言葉に茜と春華、奈々瀬も続く。誰もが恨みを持つチーム、それが巨人なのだ。特技が拉致というのだからどう見ても北朝鮮である。
「巨人討つべしだよ」
「あのチームにだけは優勝させてなるものですか」
「だから言っておくけれど」
 ここで明日夢はまた宣言する。
「うちは巨人グッズ持って来たら入店お断りだからね」
「わかってるって」
「それだけはしないから安心して」
「了解。ところで」
 ここで明日夢は最後の一人に声をかける。
「ええと、あんたは」
「未晴よ」
 こう明日夢に答えた。
「そうそう、それであんた野球は」
「私は中日」
 にこりと笑って明日夢に答えるのだった。
「中日ファンよ」
「へえ、ドラゴンズね」
「珍しいわよね、神戸で中日ファンは」
「まああたしが言えた義理じゃないけれど」
 横浜ファンの明日夢にとってはそうであった。関西ではどうしても阪神以外のセリーグのファンは少数派になる。これが現実である。

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