蒼紅:第五話 爆炎
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ブ、GV。無事抜けられたようだな』
そして部屋を後にして先に進み、コンテナを破壊しながら進むとそこには小さな宝石があった。
「これは…こんな場所に宝石が… シアンにあげれば喜ぶかもしれないな…」
宝石をしまうとGVは雷撃鱗のホバリングで壁のスチームを避けながら降下していく。
そして支援物資を手に取って即座に水分を補給し、先に進もうとするが。
「侵入者め!ここから先へは通さんっ! その首…貰い受ける!」
『忍…忍者かっ!』
「くっ!!」
避雷針を撃つが、刀で弾かれてしまう。
「なら!!」
蒼き雷霆の身体強化と雷撃鱗を展開した状態で忍者に突っ込む。
雷撃鱗を受けて仰け反った忍者に雷撃を纏わせた拳による一撃を見舞う。
「ぐはっ!!己…」
「避雷針が当たらない時の対策くらいはしているさ」
そしてプラズマリフターに乗り込み、雷撃鱗を展開しながら先に進むとまた忍者が現れた。
「また忍者か…でもどうってことはない!!」
雷撃鱗で怯ませ、その隙に避雷針を当てて雷撃を流し込んで忍者を撃破する。
『グレイトだ、GV…皇神の前身は平安時代より続く陰陽師の一族だ…。忍法を使える者がいたとしてもおかしくはない…ということだな』
「…アシモフ…陰陽師と忍者を混同していない?」
学校でこの国の歴史を学んだGVはアシモフの知識がおかしいことに微妙な表情を浮かべる。
『その場所から更に進んだ所にこの施設の要とも言えるメイン動力炉がある。メイン動力炉さえ爆破してしまえば大量の燃料を積み込んだこの工場のことだ…イグニッション!!…一巻の終わりだろう。ゲートモノリスを破壊して奥へ進んでくれ』
「了解」
道を塞ぐゲートモノリスを破壊してGVは奥に進むと、アシモフから通信が入る。
『動力炉まであと少しだ。気を抜くなよ、GV』
「アシモフも意外に心配性だね」
『プロフェッショナルは常に警戒を怠らないものだ』
奥に進むと何者かの気配を感じる。
そこには皇神に所属している能力者らしき人物がGVを鋭く見据えていた。
この熱気に満ちた空間で何の装備もせずに平然としていると言うことは相当の能力者のようだ。
「アシモフ、敵だ。通信を切るよ…皇神の能力者か…そこを退け」
「退くものかよガンヴォルト…てめぇら兄弟が俺の管轄エリアにいるって聞いてよぉ…爆速でかっ跳んで来たぜっ。てめぇが行くのは…この先の動力炉じゃねぇ…地獄だっ!!俺はデイトナ!愛しのシアンちゃんを奪ったてめぇら兄弟を、俺は絶対ぇ許さねぇ…!」
「シアンが…何だって…?」
デイトナと名乗った能力者がシアンの名前を出したことでGVは思わず目を見開く。
「人の恋路を
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